エロ本とは

エロ本とは、性的な興奮を強く促す画像、もしくは文章が記載された本のこと。


◆ エロ本の説明(概要)

別名:成人向け雑誌、アダルト雑誌、エロチックな本、H本、アダルト本、エロい本、大人の本、18禁本

漫画の場合は、アダルトコミック、エロ漫画。

小説では、官能小説、アダルトノベル、美少女ノベル、ポルノ小説、エロ小説。

同人即売会では、エロ同人誌、成人向けの薄い本。

写真の場合は、アダルト写真誌、Hなグラビア雑誌、と呼ばれることもある。

(古いタイプのアダルトコンテンツが載せられたものは、ポルノ雑誌、春画と言われることも)


2000年以前の頃は、非常に貴重な存在であった

情報社会が発展していない時代でエロい物を手に入れるためには、年齢、勇気、洞察力、判断力、決断力、行動力、大胆さ等の全てが必要であったため、若い人が入手するのは困難を極めており、中には不法投棄されたエロ本を回収する者も、多数いたとされる。

また、この頃のアダルトコンテンツの入手方法は、本かビデオが基本だったため、需要がとても高かった。よく売れた。成人向け雑誌を作る業者にとっては良い時代だったのかもしれない。


しかし、……しかし、である。

インターネットが普及するようになってから、需要は激減。無料で「怯えること無く」エロを手に入れられる時代になったため、エロ本ユーザーの多くは、別の媒体に移動してしまった。(なお、インターネットとは別に、エロ動画のクオリティ向上や、ジャンルの細分化による嗜好の特化も、要因の1つとして上げられる)

これにより、現在では、エロ本の製作会社や本屋の販売スペースが極端に少なくなり、入手するのが別の意味で難しくなっている

それに加えて、一般の流通場所にエロ本が置かれているのは、児童に対して良くないとされるので、更に減らされていく可能性が高い。

需要が皆無になることは、ないものの……一般で入手する方法は、今後も減っていき、通販や即売会といった、個人や小規模なグループ制作(同人制作)で発行される本が、流通の主軸になると思われる。


◆ エロ本の中身について

エロ本の中は、とにかくエロが多い。一部のものを除くとストーリー性が薄く、ほとんどがエロで埋め尽くされている。

男性の官能を目的としているからだろうか。話の流れが不自然であったりしても、とにかくエロければ良い。……逆に、いくら良く描けていても、エロくなければダメ、という評価が見受けられる。


◆ エロ本の役割(用途)

◇ 落ち着いてエロが楽しめる

エロ本の大きな利点。データ媒体のアダルトコンテンツは、液晶画面で表示されるためか、交感神経を強く刺激して、快感を阻害してしまうことがある。(集中力の低下も招く)

それに対して、エロ本は、ゆったりと楽しみながらオナニーや官能、想像を行えるため、場合によっては、こちらの方が望ましい快感が得られたりする。


◇ エロを即座に閲覧できる(直感的に扱える)

機械(PCやスマホとか)だと、どうしても複数の操作が必要になるが、エロ本は、性的なコンテンツを簡単に獲得できるので、わりと扱いやすい。

(お気に入りのエロいシーンをすぐに再発見できる)


◇ 高解像度の大きな縦長画像で、エロいものを閲覧できる

PCだと横長。スマホだとサイズが小さくなるので、それに多少対抗できる……かもしれない。


……実のところ、「落ち着いてエロが楽しめる」と「直感的に扱える」以外の、エロ本のメリットは少ない

単に、特定のアダルトコンテンツの出版媒体が本だけだから、読者も、その本に依存していると考えられる。

(アダルトコンテンツを制作する側は、本による制作のほうが、都合が良かったりすることもあるので、情報をエロ本の中に入れてと発行することは、よくあったりする)


◆ エロ本の注意事項(安全性、問題点、危険性などについて)

見つからないようにする。そう、ただそれだけである。

エロ本が見つかってしまうと、羞恥プレイを受ける上に、自分の性の嗜好が露呈してしまうので、屈辱的な思いをしたり、偏見を持たれてしまう

また、親や兄、姉など、自分より上のものに発見されてしまうと、そのまま処分されることになりかねないので、保存や管理は厳重に行っておきたい。


◆ エッチな電子書籍について

エロ本をデータで閲覧したい場合は、電子書籍で探してみるのが良いだろう。

エロ本の内容を、そのまま閲覧できたりする。


◆ エロ本とエッチな電子書籍の、利点と欠点について

エロ本のメリットは、「落ち着いて読める(目が疲れにくい)」「直感的に扱える」「高価な機械の購入を必要としない」こと。

エッチな電子書籍のメリットは、「購入時に恥ずかしい思いをしない」「購入が容易」「バレるリスクを低くできる」「安価(カラー本も格安)」「劣化しない」「コピー可能」「画像を拡大できる」「在庫が増えない」「持ち運びが楽」「自分の性の嗜好に合わせやすい(捜索が比較的簡単)」「絶版になりにくい」「無料のものがある」辺りか。

一般書籍の場合だと、電子書籍の方にも多少のデメリットが生じるが、エッチなコンテンツに関しては、電子書籍が優勢になりやすい。……このことが、エロ本のデータ化に拍車をかけているのだろう。


◆ エロ本を使った性的なプレイやシチュエーションに関して(男性向け)

大体は、日常系のエロ漫画の中で用いられる。AVとかには、ほとんど出てこない。


◇ 性的な嗜好の露呈

エロ本は、自分の好みのものになりやすいので、エロ本が見つかってしまうと、性の好みも露呈してしまうことになる。(見せつけている場合も同様)

また、気が弱い人だと、自分のエロ本が見つかった時は、精神的に弱くなる傾向があるので、これらを利用して、エッチに持ち込むシチュエーションがよくある。


◇ 無知な子に渡して性的な興味を抱かせる

エロい情報を安価で伝えるには、エロ本がとても有効であり、好奇心がある女性に渡すと、そのまま色っぽくなったりする。

(男性のエロ本を没収して、後から自分で楽しむ、もしくは、自分でエロ本の中のプレイと同じことをする、といった演出もある)

(女の子同士でエロ本を受け渡しして、性に目覚めるケースもある)


◇ エッチのきっかけ

エロ本が見つかるということは、エロいことに興味津々であるため、そのまま適当な理由をつけて、性行為に持ち込むことが意外と容易だったりする。(最初にエロを柔らかく表現することで、エッチな世界への移行をスムーズにさせるのだと思われる)(脅しの材料に使われてしまうこともある)


◇ エロ本を見て興奮している姿の露呈。(もしくは、オナニー姿の露呈)

羞恥心を強調したい時や、性に興味が有ることを表現したい時に用いられる。可愛い。


◇ 自分の部屋に転がっている大量のエロ本

本人の本質を表現するもの。つまりところ、変態である。

また、中には女性を無理やりエロ本部屋に引き入れて、強く発情させるような演出も、稀に見られる。


◇ さり気なくエロ本(らしきもの)を読んでいる

冷静な読書好きの(クールな)女性に用いられる表現。中身は変態だが、特別なことがない限り、それを必ず隠し通す。ギャップ差萌えの1つだろうか。


◇ 通常の本とエロ本の置き間違え

「間違ってエッチな本を置いてきちゃったーーっ!」的なのもの。当然、その後は、エロいトラブルに発展する。


◇ エロ本に書かれていることの強要プレイ

エロ本には、性行為の一連の流れがわかりやすく描かれているので、行動の指標になりやすい。

このことを利用して、次にすべきことを実行させる羞恥プレイも存在する。女性の恥かしがる姿には、そそられるものがあるだろう。

(官能小説の朗読プレイも、これに該当するかと)

(大体、参考にするエロ本には、本来ではとてもできないような激しいエッチな¥のプレイが描かれていたりする)


◇ 変態への覚醒

意図せず、あまりにも過激なエロ本を読んでしまったシャイな女性に起きる現象。

強烈な発情や、思考の停止、淫行、変態行為などに発展する。……なお、この手のケースは、女性が猛烈に興奮して、汗をかいて、火照って、笑って、目がぐるぐるになったりする。(いつもでは決して行わないようなエロい行為も、理性がマヒして、平然と行う)

……心の奥に眠っていた本人の欲望を、顕著にするプレイだろうか。(もしくは、性の暴走)

後、意外にもこの場合の女性は、攻めになることが多く、優しくて気弱な男性が巻き込まれたりする。(ラッキースケベと言えなくもない)


◇ 情けない話にする

貴重なものがエロ本だったり、伝説のエロ本を求めていたり、エロ本が報酬で戦っていたり……。

全体的に、真面目な行為をしているにも関わらず、キーポイントにエロ本が関わっているだけで、まともな話ではなくなる。不思議。


◆ 終わりに

真に自分が好きと思えるジャンルにおいては、マニアック故か、エロ本でしか表現されていないことが多々ある。

性的な嗜好を最大限に満たしたいなら、エロ本の購入も検討すべきだろう。






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