ローターとは(性具、ピンクローター等の説明)

ローターとは、電動機の回転する部分のこと。

……なのだが、アダルト用語では、基本的に、振動する小さな卵型の性具のことを指す


◆ ローターの説明(概要)

別名:ピンクローター、卵型ローター、小型バイブレーター

ローターは、主に、卵型の器具、配線(ケーブル)、コントローラー(電源部)の3つで構成されている。(遠隔操作できるタイプには、配線がないことも)

そして、コントローラーを操作すると電源にスイッチが入り、卵型の器具が振動を起こすようになっている。


大抵のコントローラーには、振動の強弱を設定するパーツが取り付けられており、また、いくつかのローターには振動パターンを変更できるようになっているものがある。

通常の機能は、これのみであり、振動する部分を手で持った後、女性の性感帯に振動を伝えて楽しむのが主な用途であろう。


因みに、ローターは電池を入れると、ヴヴヴヴヴゥ~~~……。という音を鳴らしながら、振動するのだが……、

アルカリ電池、マンガン電池、電池の残量によって振動するパワーに差が生じたりもする


それと、なぜこの器具が、電動機の回転する部分のことを指す「ローター」と呼ばれているのかについてだが、

これは、内部に「ローターの構造」があるため。

機械の振動の仕組みは、大抵、「導体が磁力によって高速回転」する「モーター」の仕組みを利用しているので、内部の器具が回転することから、ローターと言えるわけである。

一応、通常の器具は、何らかの別名がつくはずなのだが……ピンクローターは、機能がシンプルで、振動する部分の内部にローターの仕組みしか存在しなったので、構造の名前をそのまま取って、「ローター」と呼ばれるようになったのだと思われる。


◆ ローターの役割

人の体の性感帯を外部から刺激するために用いる。主に、ペニス、クリトリス、下腹部、乳首、腰、仙骨、脇、足の裏辺りに優しく当てるのが良いだろう。

ただ、ローターの表面が固い物質の場合は、直に当てると不快感を覚えることがあるので、使用する際は、パンツや下着、服の上から振動を与えるべきである。

(振動する器具は、収縮性のあるもの(水着やブラジャーとか)から当てたほうが、快感を覚えやすい性質がある)


◆ ローターの使い方(扱い方)

コントローラーの部分に電池を入れた後(バッテリー型は充電した後)、電源を入れて、振動を開始させる。

(この時、最初のパワー設定は弱にしておくのが好ましい。はじめから強い設定にしてしまうと、肌に接触させた際に、不快感が残る可能性があるため)

振動後は、卵型の器具を手で持ってから、性感帯の任意に部分に当てて、快感を楽しむのが主な用途。また、固定テープを用いて、予め、性感帯に固定しておく……という使い方もある。


なお、各性感帯が気持ち良い状態になるためには、振動すべき強さや接触の度合いを変更する必要があったりもする。

例えば、

・乳首とかは、普通に接触させるより、わずかに当て続けたほうが快感が蓄積しやすい

・腰とかは、やや強めの振動で、普通に刺激するのが良い

だろうか。

感じ方には個人差もあるので、ローターで遊んで見る場合は、色々と試してみるのが良いだろう。


◆ ローターの注意事項(安全性や問題点(危険性)などについて)

◇ 膣内の挿入において

通常のローターは、防水に対応していない

それに加えて、バイブ(ディルドバイブ)と違い、膣内への挿入を考慮していないことが多々あるので、膣内への挿入は控えるべきである。

(どうしても挿入したい場合は、コンドームで包んでおくと安全だろうか)


◇ 指先のマヒに関して

特に注意して欲しい事項

振動するローターを持っていると、自身の指も振動を受け続けることになるのだが、表面が広い性感帯と違って、こちらは刺激が集中しやすい

そのまま片方の指でローターを持ち続けると、痺れや感覚の鈍化を招いたりするので、左右の指で適度に交換したり、タオルなどで包んで使用することをオススメする。


◇ 振動による性感帯のマヒについて

性感帯は、長時間振動を受け続けると、感度が鈍ったりする。振動系の性具の多用は、行わないようにすべきである


◇ 電池の取り外しについて(電源のロックについて)

ローターを使い終わった後、稀に何らかのものがローターと接触して、電源にスイッチが入ってしまったりするかもしれない

日常でローターが勝手に振動すると、ろくなことにならないので、使用後は不意な振動を防止できるようにすべきだろう。


◇ 配線が脆い

耐久性には難があることが多く、特にケーブルの断線が発生しやすい

そのため、卵型の器具を無理に引っ張るのは避けるようにしておきたい。


◆ ローターの利点や欠点について

ローターのメリットは、安価で、いつもとは違った快感が楽しめることだろうか。それと、性感帯に押し付けておけば、指を動かさずに絶頂できる点も長所である。

ローターのデメリットは、壊れやすいことと、その後の処分が多少面倒なこと。機械で動作するタイプの性具の処分は、若干の手間がかかる。


◆ ローターを使った性的なプレイに関して

◇ リモコンローター(リモコンバイブ)

主に女性の膣内、もしくは、クリトリスにローターを固定して、パンツや拘束ベルトをつけた後に、リモコンで快楽を強制操作するプレイ。

羞恥プレイや、我慢プレイに使われる。女性を自由に興奮させられる点も、好まれやすい要素の1つか。パンツと相性が良い。


◇ 固定ローター

ローターをクリトリスや乳首に固定した後、テープなどで固定することで、性感帯に長時間刺激を与え続けることができる。

強制快楽を目的として、拘束具とセットで使われることが多い。また、こういったプレイが行えるようにした、ローターを女性器付近に収納できるランジェリーも存在する。


◇ 同時責め

固定ローターの応用。複数の性感帯を同時に刺激すると、全身が快楽で包まれて恍惚化するかもしれない。体の性開発や調教として魅せる場合もある。


◇ 条件付きのローター

リモコンローターの派生。何らかの条件を満たすと、振動、もしくは停止するローターを仕込むことで、対象の行動や思考を強制させることができたりする。


◇ 調教して良いことを見せるプレイ

ローターを膣内に挿入(もしくは、性感帯に固定)したことを見せながら、コントローラーを他の人(調教主)に渡して、性管理してもらうプレイ。

淫乱な行為を隠していないところが、リモコンローターとの違いだろうか。調教主は好きなタイミングで、調教者に快楽を与えることができる。

……ただ、どちらかといえば、「対象の女性が性的な面で服従の状態である」ことを表現する要素のほうが強い、のかもしれない。


◇ 装着ローター

装着バイブと大体同じ。エッチな拘束具を着用させて、性感に一方的な快感を与えるプレイ。ローターのケーブルが淫乱さを漂わせる。

当然、取り付けられた女性は、装着ローターを(物理的、もしくは精神的に)外すことができない。


◇ 軽いまとめ

色々と見てみると分かることだが、エッチなローター関連の画像などでは、意外にも、ローター本体(卵型の器具)を見せていない事が多い

リモコンと、パンツの中にのびているケーブルだけを見せることで、性的な行為をしていることを男性の脳に意識させて、官能化させるのが目的だと思われる。


◆ 終わりに

ローターは、安く買えることが多いので、とりあえず試してみたいから購入する、というのが可能な大人の玩具である。

その上で、前戯にも大分有効な面があるので、使ったことがない方は、一度買ってみてはいかがだろうか。

性の楽しみ方が増えたり、オナニーの飽き対策に使えたりするかもしれない。






◆ 関連する記事
◆ FC2カウンター(uu)