女性が喜ぶムードの作り方について

多くの男性は「セックスする」という行為に重きを置きますが、女性はそこに流れる空気……ムードに関しても、かなりチェックしています。

もし、女性にセックスしたいと感じさせたいなら、ムード作りに関することも、考慮した方がいいですよ。

今回は、「女性が喜ぶムードの作り方」について、ご紹介します。


◆ 部屋のレイアウトなどの環境面

家でセックスする場合には、インテリアなどからムードを演出することも可能です。

そういったときは事前準備が必要なので、彼女を呼ぶ前に、あらかじめ手を付けておきましょう。


◇ 好みはひとそれぞれ

気を付けなくてはいけないのは、好みは人それぞれ、ということです。

明るい配色や原色系が好きな人もいれば、落ち着いたトーンのほうが好き、という場合もあります。

これらについては、実践してみて一番好まれたものを選ぶか、そうでなければ普段のファッションなどから推測するしかないでしょう。

直接聞いてもいいとは思いますが、付き合う前などだと聞きづらいでしょうから、その辺りは上手に察するしかありません。

(喫茶店をいくつか回れば、彼女のインテリアの好みが少しずつ見えてくるかも……)


◇ 大前提として、清潔であること

ゴミが散らかっている、飲みかけのペットボトルが複数置いてある、などは、見るからに不衛生そうで、好まれません。

掃除はこまめにし、清潔を保っておきましょう。


◇ 暖色系のものを置いてみる

特にこだわりがないのであれば、赤やオレンジ、黄色などの暖色系でまとめると、情熱的なムードが出やすくなります。

しかし、男性の部屋が温暖系で統一されていることに抵抗を覚える女性も少なくはないでしょうから、程々にするのが良いかと。

一方で、青や緑は鎮静効果が高く、睡眠には向いた配色になりますが、性欲は減退しやすくなります。

自宅でセックスする見込みがあるのであれば、あまり多用しないほうがいいでしょう。


◇ 観葉植物などもいいかも

南国な感じが好きな相手ならば、観葉植物などを置いても好まれるかもしれません。

ただし、コバエなどが発生しやすくなるので、その対策はしっかりと行いましょう。


◇ ほんのりいい香りをさせる

アロマオイルやお香などで、ほんのり花の匂いなどを漂わせることで、少しリッチな気持ちになることができます。

普段の生活においても、気持ちが充実するメリットもありますので、興味があるなら試してみてはいかがでしょうか。


◇ 余裕があるならBGMがあっても素敵

1人暮らしや、ある程度広めの自室がないと難しいかもしれませんが、落ち着いたBGMなどがあると素敵ですね。

軽く聴こえてくる程度で流すのが、ちょうどいいと思います。


◇ 大事なのは統一感

インテリアと匂い、BGMは、それぞれミスマッチのないように心がけましょう。

例えば、深い赤を基調とした落ち着きのある部屋に、明るいBGMが流れているのはちょっと違和感があります。

インテリアが落ち着きの高いものなら、BGMもトーンのおだやかなもの、お香もあまり華やかでないものを選ぶのがベターです。


◇ やりすぎないこと

これらのことを全部、毎回実践すると、「気合入りすぎ……」と引かれてしまう可能性があります。

インテリアなどは、一度決定したらなかなか変更出来ないでしょうが……匂いや音楽はいつでも変えることができますし、無しにすることもできます。

変に思われないぐらいで、適度に調整していくのが良いですよ。


◆ セックス前(デート中)

◇ さりげなくボディタッチ(スキンシップ)

デート中は、手をつなぐことを目標にしましょう。

相手の体に触れるということは、相手のパーソナルスペースを侵害していくことになりますから、触れられたほうは、意識せずにはいられないのが普通です。

手は、手すりやつり革など、多くのものと接触しますので、何かに触れることに対しての抵抗感が比較的少なくて済む場所になるので、触って嫌がられにくい場所と言えます。


けれど、あまり仲が進行していないときは、いきなり手をつかむようなことをすると警戒されてしまいます。

ですから、デートの最後のほうに「今日のデートが成功したかどうか」というのを確かめるくらいの気持ちで、手を握るようにしましょう。

基本的に、好意のない相手からのボディタッチは不快ですから、相手の様子を見て嫌そうにしていたら、諦めて手を離したほうがいいかと。

逆に振り払う素振りもなく手を絡めてきたら、こちらのことを一定以上認めてくれている、という指標にもなります。


それと、仲がいいからといって、外出先でお尻や胸などを触ることは、誰かが見ていなくてもNGです。

許される範囲がどこまでかは人によって大きく違いますが、いい顔はされないと思ってまず間違いありませんし、「いいムード」とは反対の方向に行ってしまうでしょう。

また頭を撫でるのも、「せっかく髪形をセットしてきたのに」と嫌がられる場合もあるようです。

距離感が掴めていないのであれば、交際関係にあっても手をつなぐ程度に留めておくのが理想的ではないかと思います。


◇ 時折、瞳を見つめる

食事中など、相手の話を聞きながらじっと見つめてみましょう。

見つめられると、相手は違和感を覚え、緊張するのですが……この緊張は、恋をしたときのドキドキと似ているために、相手に恋愛感情を思わせることができます。

少しマンネリ化しているカップルなどにも有効な手段ですので、機会があったら試してみてください。


……なお、見つめる時間の目安は3秒から5秒程度です。それ以上長いと、「黙って私の目を見て何を考えているんだろう?」と怖がられてしまうかもしれません。

短い時間ならば話を聞いている程度になりますが、これが長くなると「怯えている」「次に何を言われるか警戒している」というサインになってしまいますから、気を付けてください。


◇ 距離は「つかず、離れず」

初期のころのデート中であれば、手に触れることができる程度の距離感というのが理想的です。

あまり遠すぎると会話もしにくいでしょうし、相手のことを意識しにくくなってしまいます。

ですが、逆に近すぎると圧迫感を与えてしまいますし、身長差が非常に大きい場合などは、女性が男性を急角度で見上げる形になってしまい、小さなストレスを積み重なる原因にもなりかねません。

友達と並んで歩くよりは、少し近いくらいでもいいとは思いますが、腰に手を回せるほどまで近付くのは、かなり仲が進展してからのほうがいいでしょう。


それとは別に、少し慣れが起こり、ドキドキが足りないかもと思ったときは、間合いを変動させるというのも一つの手です。

一定の距離感のままだと、緊張度合い(ドキドキ感)が同じくらいに保たれるため、倦怠感を誘発しやすくなってしまいます。

少し素っ気なくしてみたり、キスができてしまうほどに近付いたりする、といった揺れ動きも、時には必要ですよ。


◇ ミラーリング

人間は好感を持っている相手に対して、無意識に相手の仕草を真似してしまう、ということがあります。

仲がいい友人の口癖が移ったり、夫婦がだんだん似てくるということがありますが、それと同じですね。

それを利用して、相手の仕草を真似することで、相手に自分の好意を無意識下に伝えることができます。

相手が髪を掻き上げたら、同じように自分の髪の毛を触ってみたり。

「楽しいね」と言われたら、「そうだね、楽しいね」と、さりげなく相手のことばを繰り返してみたり。

そういう小さなことが、良好な関係を生み出し、いいムードを作っていく下地になります。


ただし、極端にマネし過ぎると「バカにしてるの?」と思われかねないので、真似する内容は2回に1回くらいにとどめておきましょう。

後、言葉をミラーリングするときは、できるだけポジティブなものに対して行うべきです。

一例として、「この映画面白くなかったね」などのネガティブワードをミラーリングすると、共感によって2人の仲は良くなるかもしれませんが、ムード自体は悪くなりやすいです。


◇ キスの最初は軽く、そこからだんだん激しく

最初からいきなり舌をねじ込むような激しいキスをするのはよくありません。

触れる程度の軽いキスを繰り返し、セックス直前になって、ようやくディープキスなどをする、くらいに考えておきましょう。


◇ 特別な日でなくてもプレゼント

私は突然「なんとなく」で花束を渡したら、泣いて喜ばれたことがありました(本当に何の記念日でもなく、「花束をプレゼントしたかったから」という理由でした)。

女性はサプライズを好む、とはよく言いますが、確かにプレゼントで空気がよくなることもあります。

高価なものよりは、女性が前から欲しがっていたものや、綺麗な花などの、想いがまっすぐ伝わりやすいものがいいと思います。

……ただ、セックスしたいからプレゼント、というのは、かえって心証が悪いと思いますので、露骨すぎるのは避けるようにしたいですね。


◇ ムードを向上させる空間の演出

少し高級なレストランの「室内の明るさやBGM」をイメージすると、空間の演出は、そこまで難しくないようにも考えられます。

デートの後半において、もしこれからセックスに繋げようと思うのであれば、以下のような場所に移動するのがオススメです。

——

・少し薄暗い場所

・リラックスできる場所

・落ち着ける音楽が流れている場所

・清潔感がある場所

・オシャレな雰囲気や演出がある場所

——

ロマンチックな場所に移動して、「自分が特別な扱いを受けている」と感じさせれば、性的なムードが良くなりますよ。


◆ セックスの最中、前後

セックスの最中にも、ムード作りは必要です。

「するまでは素敵だったけど、エッチを始めたら全然良くなかった……」だったら、次はありません。


◇ 部屋は薄暗く、室温湿度はちょうどよく

人は、部屋が薄暗いほどリラックスすることができます。

デート時同様、あまり明るくはしないほうがいいでしょう。

また、室温や湿度が適切であれば、意識がセックスに集中しやすくなって、喜びや快感が強くなります。

感度にダイレクトに影響しますので、部屋の環境は、積極的に調整しましょう。

ただし、暗くし過ぎると相手の表情が分からなくなってしまうので、そこはほどほどに調整するようにしてください。


◇ すぐにセックスを始めない

仮にラブホテルに行った場合、両者ともにセックスをするということは分かりきっている状態ですが、着いた途端に「セックスしよう」というのは、決して褒められたものではありません。

ベッドで隣同士に座り、デート中のことを思い出して感想を言い合うなどのコミュニケーションを取りましょう!

「次はどんなところに行きたいか」なども、さりげなくリサーチすることで、今後の展開をより意識することができます。


そして、会話を行いながら、腰に手を回したり、太ももにそっと触れたりなど、ちょっとずつ、抵抗がないかを確かめるようにボディタッチを増やしていきます。

……その後に話がひと段落したら、お風呂に入り、髭を整えて(髭を剃って)、歯を磨いてから、ようやくセックスに移行できますね。


後、セックスに入ったとしても、すぐに挿入ではなく、最初はしっかりと前戯を行ってください。

これを適当にすると、嫌われる原因になると思います。

前戯も、見つめあう、抱き合う、キスをするなど非常に軽いところから、驚くほど律義に行った方がいいでしょう。


◇ 下着などは、エッチな感じで脱がせてみる

お風呂上り、下着を改めて着ける女性も少なくありません(ラブホテルの場合は、バスローブが用意されていることもあるはず)。

そうでなくとも「お風呂から出てきてずっと全裸」という女性はまずいないと思います。

多くの場合、セックスの前は下着姿になっているので、脱がせ方、というのも工夫できるポイントではないかと。


ボディタッチ、抱き合う、キスをするなどの軽い段階は、服を着たままでもいいでしょう。

指で女性器に触れたりするのも、最初は下着の上からがいいと思います。

パンツ自体がうっすらと湿ったくらいで、脱がせてあげるか、自分から脱ぐように促します。

(優しいセックスがしたいなら、脱がせてあげるのがいいでしょう)

(女性側のMっ気が強いのであれば、命令すると興奮してくれるかもしれません)

ブラジャーなども同様に、最初つけているのであれば、いきなり脱がさずに下着の上から触っていきましょう。


その際、下着自体に拘りがあるように見えるようなら、感想も言ってあげてください。

例えば、ヒョウ柄の下着なんか着ていたら、最初からセックスする気が強かった可能性がありますから、「したかったの?」などと聞いてみると、恥ずかしがってくれるかも。

下着の色や形などを意識している女性も多いようなので、聞いてみたり、褒めてみたりすることをオススメします。


◇ 思いやり

「痛くない?」などの声掛けや、ブラウンケットをかけるなどの行為は、相手の状況をよく見ていないとわからないことです。

これらの行動は、「大事にされている」という感覚を女性に与えて、愛情を深めてくれます。


◇ はっきり言うのではなく、囁く

耳元で甘く囁くことで、相手の気持ちを高ぶらせることができます。

囁く言葉は色々ですが、自分の気持ちを伝えるようなものとして「気持ちいい」「愛してる」「好き」などは、時折伝えたほうがいいでしょう。

他にも、相手を思いやる言葉として「痛くない?」「大丈夫?」「続けても平気?」あたりがいいと思います。


◇ ムードが崩壊する要因は色々……気を付けて

詳しくは「セックスの時にやってはいけない行動まとめ」をご覧ください。

こういったもののどれか1つがダメだったとしても、そこまで大きなマイナスにはならないはずですが……積み重なると、ムードの崩壊が起こります。気を付けるに越したことはありません。


◆ ロマンチックを目指して

女性の喜ぶムードは、多くの場合「ロマンチック」なものに落ち着きます。

大切なお姫様をエスコートするつもりで、素敵な演出をしていきましょう!






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