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アダルト可能なサーバーにおけるuuとpv数の限界について
※ 2018年の情報です
アダルトサーバーについて調べてみると、大抵「FUTOKA」以上のPV限界数については、あまり説明されいないのですよね。
まぁ、大多数のアダルトサイトは、日3万PV以下なわけですから(無料レンタルサーバーの方は除く)、あまり資料がなくても仕方がないのかな。
しかし、エロいコンテンツの情報公開サイトや、アンテナ系のサイトの運営だと、アクセス数の限界に関する情報が不足していて、結構困っているのではないかと。
そのため、今回は、アダルトコンテンツにおける「pv数の限界」と「オススメのアダルトサーバー」を説明していきます。
……と先に。この記事は、以下の条件で記載しています。
———————
・uuはpvの1/3ぐらいで計算しています
・レンタルサーバーや、vps、専門サーバーの場合、「WordPress(WP)」の使用を前提とします
・ページキャッシュは必須(スマホのページも然り)
・Wordpress popular posts(WPP)を使っている場合、適切な「キャッシュの設定」と「データサンプリングのサンプルレートの設定」が前提です。何もしないとCPUが大変なことになります
・サーバーは「Apach」です。「.htaccess」に適切なキャッシュ時間を書いているものとします(nginexや、リバースプロキシを使えば、pv限界値が向上します)
———————
また、アダルトが利用可能なサーバーに関しては、以下の有名どころを説明します。
「FC2無料ブログ」「ライブドアの無料ブログ」「GMO クラウド(ICLUSTA+)」「FUTOKA」「アナハイム」「KAGOYA マネージド専用サーバー」「FC2アダルトサーバー」「さくらのVPS」「GMO VPS」
◆ アダルトサーバーの乗り換えは、どうすれば良いのか?
運営しているアダルトサイトに人気が出てきて、PVが増えていくと、サーバーを乗り変えていく必要が出てきたりします。
私の推奨では、
「無料アダルトブログ」→「GMO クラウド ICLUSTA+」or「FUTOKAサーバー」→「GMO クラウド VPS サーバー」
の順番ですかね。
それと、もし、アダルトサーバー運営を本気でするなら、
「無料アダルトブログ」→「GMO クラウド VPS サーバー」
と、直接「GMO VPS(仮想専用サーバー)」に移行されても、良いと思います。
◆ サーバー運営者が最低限守っておきたい事項の説明
・ページキャッシュは、必ず使えるようにする
アダルトのような高負荷になりやすいジャンルでは、キャッシュの知識が「必須」です。キャッシュプラグインで覚えておきましょう。
・記事のURLは「?p=123」とかいうワードプレスの基本URL名にしないこと
WPにおいて、「?」という文が紛れ込むと、キャッシュプラグインが使えません(動的ページになるため)。
パーマリンクの設定は「必ず」、基本以外のものにしておきましょう!
・日本語のドメイン、URL名、ファイル名、スラッグ名、は極力用いないこと
日本語名のファイルがあると、「GMO VPS」に引っ越しすることができません。
(サイト名とかは特に問題ないです。「URL」文に入らないことが重要)
以下、それぞれのサーバーについて説明。
◆ FC2無料ブログについて
以前は、無料において最適なアダルトブログだったのですが、現在はNGワードによる規制(ロリ、女子高生、近親相姦、調教、陵辱など)が入ってしまったので、役に立たないです。
◆ ライブドアの無料ブログについて
スマホ版はhtml操作不可。機能がかなり制限されますが……、FC2と違って、アダルトの運営ができないということはないです。
最初にお試しのエログを作ってみるなら、Livedoorの無料レンタルブログでも良いかと。
ただし、広告表示制限や削除リスクがあります。……大きな利益を求めるなら、有料レンタルサーバーでワードプレスを使いましょう。
◆ GMO クラウド ICLUSTA+ サーバーについて
このサーバーはあまり良く知りませんが、pvの限界数においては、だいたい「FUTOKAサーバー」と同じぐらいのスペックだと思われます。
お値段的には、FUTOKAよりお買い得かも。中規模以上のサイトには不向きです。
◆ FUTOKAサーバーについて
国内で有名なアダルト可能のレンタルサーバー。とりあえずレンタルサーバー(レンサバ)でエログとかを作ってみたいなら、ここが無難。
通常のプランでは「無制限の転送容量」「ディスク容量10GB」になっていますね。
ですが、ここのサーバーは、サーバーのリクエスト回数が限界の目安になっています。「1日に10万Hit ~ 20万Hit」で何とかする必要があります。
もう少し簡略的に説明しますと、「2~5万PV/dayが限界」です。
(わりと大雑把な計算です。チューニングやCDNの導入で色々と変わります)
なお、上位プランに変更しても、pvの限界能力が上昇することはありません。サイトに人気が出てきたら、「GMO VPS」にお引越ししましょう。
◆ アナハイム
私は使ったことがないので、詳しい内容はわかりませんが、話によると結構サポートが良いとのこと。
レンタルサーバーの性能は、FUTOKAサーバーぐらいだと思われます。VPSなら、もうちょっと制限が緩和されるかも。
◆ KAGOYAマネージド専用サーバーについて
スペック以前に、回線が細すぎて、あまり役に立たないです。サーバー登録と退会の設定もめんどくさいかな。
通信量が増強できる有料オプションもありますが、「凄くお金がかかる」ので、「GMO VPS」か「GMOクラウド ALTUS(アルタス)」に移行することを推奨します。
◆ FC2アダルトサーバー
VPSの設定が嫌だと、ここに逃げたくなってしまう高性能なレンタルサーバー。
ですが、FC2アダルトサーバーは止めておきましょう。サポートや機能面で問題点が多いです。
◆ さくらのVPS
二次元専用。三次のエロはダメ。後、二次でも局所の露呈はダメ(修正済であったとしても、利用規約に触れます)。
成人向けのことは利用規約に触れていませんが、一応、多少エロいサイトぐらいなら、さくらのVPSも使えます。
性能は「GMO VPS」に近い感じ。……ですが、実写系は禁止されているので、アフィリエイトの制限が強いかなぁ。
テキスト系や、出会い系、同人系とかで染めるなら、悪くはないかもしれません。
(最も、それらのサイトだと、VPSクラスの性能が必要だとは思えませんが……)
◆ GMO VPSについて
サイトのアクセス量が「3万PV/day」を超えてきたら、現時点では、ここに頼るのが最善でしょう。
(全体的にスペック高いですし)
しかし、「VPS」は、設定がめんどくさいです。
レンタルサーバーの設定が「1時間ぐらい」なら、VPSは設定に「6時間ぐらい」かかります。
(時間はかかりますが、ネットの説明をよく見ていけば、素人でも設定可能です)
後、サーバー設定のことが良くわからない人は、「Plesk」(月額の有料ソフト。「GMO VPS」では、セットで追加可能)を使う必要があります。
(Pleskを導入すれば、レンタルサーバーに近いような感覚で運用することが可能です)
……もし、サイトを3万PV/dayぐらいまで成長させることが出来たのなら、覚悟を決めて「VPS + Plesk」を使いましょう。
ある程度、サーバーのことも勉強しておかないと、急激なアクセス増加の時に、対応できなくなりますからね。
◆ GMO VPSのpv限界量に関して
VPSサーバーの場合だと、原則としてメモリの量で、PVの限界数値が決定します。
(レンタルサーバーの場合は、メモリの数値が公開されていないので、限界に来るまでわかりません)
——————–
1GB … 3~6万PV/day
2GB … 6~12万PV/day
4GB … 12~24万PV/day
6GB … 18~36万PV/day
8GB … 24~48万PV/day
12GB … 36~72万PV/day
——————–
サイトによって、負荷処理の度合いが違うため、かなり精度は粗いですが……おおよそ、上記の値がアクセス限界数の目安になります。
(なお、CPU1個は論外なので、最低でも、CPUが2個ある2GBプラン以上を使いましょう)
◆ VPSサーバーのpv限界量の具体的な計算に関して
「W3TC」や「WP Super Cache」などのキャッシュ系プラグインを用いた状態で、「WordPress」を運用した場合、「現バージョン(4.5)」では、1アクセスに付き「50MB」を「2~4秒間」ぐらい使用する、と考えるのが良いでしょう。(かなり大雑把です)
VPSサーバーでは、レンタルサーバーと違って、メモリをギリギリまで自由に使えるため、書かれている数値に合わせて対応できる「PV数」や「瞬間最大アクセス数」が変わります。
例えば、メモリが4GBのプランだと、「4000 / 50 = 80」かな。しかし、これは2秒間での数値なので、1秒間だと40アクセスぐらいになります。
メモリが4GBだと、「瞬間的な同時接続数の最大処理は40ぐらい」になるということですね。
(グーグルアナリティクスの左上に表示されている同時接続数とは別物です。アチラは5分間で統計されていたような。上記の数値は、あくまで、瞬間的なアクセス数の限界です)
(グーグルアナリティクスのアクティブユーザーの場合、多分「400~1000」ぐらい(平均滞在時間で大きくぶれます)が限度かな)
(上記の計算は、わりと曖昧です。同時に120アクセスしたら8GB食いつぶしたというお話を聞いたこともあります。……4GBでも60同時アクセスぐらい、いけるかもしれません)
この数値を超えると、スワップが発生して、サーバーが極端な処理落ちを起こします。
(スワップとは、アクセスがハードディスクに行くようになって、CPUに凄まじい負荷がかかることです)
(スワップ問題は、Pleskの設定の同時通信限界量の設定で対応できます)
(同時通信限界量を設定すると、アクセス限界を超えた際、ユーザーに閲覧待機時間が加わります)
なので、先程の表をもうちょっと詳しくすると……、
——————–
○ VPSサーバーのメモリと同時アクセス数の関係
1GB … 5万PV/day(同時アクセス 10)
2GB … 10万PV/day(同時アクセス 20)
4GB … 20万PV/day(同時アクセス 40)
6GB … 30万PV/day(同時アクセス 60)
8GB … 40万PV/day(同時アクセス 80)
12GB … 60万PV/day(同時アクセス 120)
——————–
になるのかな。
……グーグルアナリティクスで1時間あたり「400」とセッションで表示されていたら、だいたい、「瞬間同時アクセスの最大が4」ぐらいだと思って下さい(あくまで、目安です)。
◆ 月1000万pv(30万pv/day)を超えてしまった場合
ここまでくれば、ウハウハですね。
……しかし、「30万pv/day」を超えてくると、高いプランのVPSサーバー1台でも不安になってきます。特に、深夜23~25時の同時アクセス数は危ないかな。
サイトが高アクセス数になってきた場合は、「WP Booster(WPブースター)」などの有料CDNを使用するか、VPSサーバーをもう1~2台増やして負荷分散することで対処可能です。
真っ先に対応すべきは、画像サーバーの分散ですかね(画像の予備出しURLを、別のサーバーにすることです)。
大抵は、これだけで何とかなります。
(1台のサーバーで、画像とhtmlの配信を同時に行うと、負荷処理が強くなるため、スペック不足と感じてきたら、分けて処理することをおすすめします)
これでも不安なら、データベース(DB)サーバの分散ですね。
30万pv/dayとかになると、グーグル先生の気まぐれで、簡単にユーザーが増加することもあるので、早めのチューニングを行っておきましょう。
サーバーが落ちてからでは遅いです。1日1万円以上の損失になりますよ。
◆ 専門サーバーに関して
専門サーバーは、サーバーの能力を丸ごと使える凄いものですが、VPS同様、設定がめんどくさいです。
大抵の人は、Pleskが必要になります。
後、値段の高さが大分ネックになりますね。
専門サーバー使うぐらいなら、VPSサーバーを使用したほうが良いと思います。
以上です。
レンタルサーバー運営で、アクセス数が「2万pv/day」を超え始めたら、vpsへの移行を検討しておきましょう。
大体、どのレンタルサーバーも、「3万pv/day」を超えると追い出される可能性が出てきます。
……それと、どうしてもレンサバにしたいという人は、「レンタルサーバーを複数借りて負荷分散する」という手段もあります。……お財布には優しくないですけどね。
また、CDNを借りてくることでも、一応何とかなりますが……CDNに依存すると、何らかの要因でサービスが使えなくなった時にサーバーも落ちてしまうので、「Vps + Plesk」の知識をつけて、高負荷にも対応できるようにしておきたいです。
アダルトサーバーについて調べてみると、大抵「FUTOKA」以上のPV限界数については、あまり説明されいないのですよね。
まぁ、大多数のアダルトサイトは、日3万PV以下なわけですから(無料レンタルサーバーの方は除く)、あまり資料がなくても仕方がないのかな。
しかし、エロいコンテンツの情報公開サイトや、アンテナ系のサイトの運営だと、アクセス数の限界に関する情報が不足していて、結構困っているのではないかと。
そのため、今回は、アダルトコンテンツにおける「pv数の限界」と「オススメのアダルトサーバー」を説明していきます。
……と先に。この記事は、以下の条件で記載しています。
———————
・uuはpvの1/3ぐらいで計算しています
・レンタルサーバーや、vps、専門サーバーの場合、「WordPress(WP)」の使用を前提とします
・ページキャッシュは必須(スマホのページも然り)
・Wordpress popular posts(WPP)を使っている場合、適切な「キャッシュの設定」と「データサンプリングのサンプルレートの設定」が前提です。何もしないとCPUが大変なことになります
・サーバーは「Apach」です。「.htaccess」に適切なキャッシュ時間を書いているものとします(nginexや、リバースプロキシを使えば、pv限界値が向上します)
———————
また、アダルトが利用可能なサーバーに関しては、以下の有名どころを説明します。
「FC2無料ブログ」「ライブドアの無料ブログ」「GMO クラウド(ICLUSTA+)」「FUTOKA」「アナハイム」「KAGOYA マネージド専用サーバー」「FC2アダルトサーバー」「さくらのVPS」「GMO VPS」
◆ アダルトサーバーの乗り換えは、どうすれば良いのか?
運営しているアダルトサイトに人気が出てきて、PVが増えていくと、サーバーを乗り変えていく必要が出てきたりします。
私の推奨では、
「無料アダルトブログ」→「GMO クラウド ICLUSTA+」or「FUTOKAサーバー」→「GMO クラウド VPS サーバー」
の順番ですかね。
それと、もし、アダルトサーバー運営を本気でするなら、
「無料アダルトブログ」→「GMO クラウド VPS サーバー」
と、直接「GMO VPS(仮想専用サーバー)」に移行されても、良いと思います。
◆ サーバー運営者が最低限守っておきたい事項の説明
・ページキャッシュは、必ず使えるようにする
アダルトのような高負荷になりやすいジャンルでは、キャッシュの知識が「必須」です。キャッシュプラグインで覚えておきましょう。
・記事のURLは「?p=123」とかいうワードプレスの基本URL名にしないこと
WPにおいて、「?」という文が紛れ込むと、キャッシュプラグインが使えません(動的ページになるため)。
パーマリンクの設定は「必ず」、基本以外のものにしておきましょう!
・日本語のドメイン、URL名、ファイル名、スラッグ名、は極力用いないこと
日本語名のファイルがあると、「GMO VPS」に引っ越しすることができません。
(サイト名とかは特に問題ないです。「URL」文に入らないことが重要)
以下、それぞれのサーバーについて説明。
◆ FC2無料ブログについて
以前は、無料において最適なアダルトブログだったのですが、現在はNGワードによる規制(ロリ、女子高生、近親相姦、調教、陵辱など)が入ってしまったので、役に立たないです。
◆ ライブドアの無料ブログについて
スマホ版はhtml操作不可。機能がかなり制限されますが……、FC2と違って、アダルトの運営ができないということはないです。
最初にお試しのエログを作ってみるなら、Livedoorの無料レンタルブログでも良いかと。
ただし、広告表示制限や削除リスクがあります。……大きな利益を求めるなら、有料レンタルサーバーでワードプレスを使いましょう。
◆ GMO クラウド ICLUSTA+ サーバーについて
このサーバーはあまり良く知りませんが、pvの限界数においては、だいたい「FUTOKAサーバー」と同じぐらいのスペックだと思われます。
お値段的には、FUTOKAよりお買い得かも。中規模以上のサイトには不向きです。
◆ FUTOKAサーバーについて
国内で有名なアダルト可能のレンタルサーバー。とりあえずレンタルサーバー(レンサバ)でエログとかを作ってみたいなら、ここが無難。
通常のプランでは「無制限の転送容量」「ディスク容量10GB」になっていますね。
ですが、ここのサーバーは、サーバーのリクエスト回数が限界の目安になっています。「1日に10万Hit ~ 20万Hit」で何とかする必要があります。
もう少し簡略的に説明しますと、「2~5万PV/dayが限界」です。
(わりと大雑把な計算です。チューニングやCDNの導入で色々と変わります)
なお、上位プランに変更しても、pvの限界能力が上昇することはありません。サイトに人気が出てきたら、「GMO VPS」にお引越ししましょう。
◆ アナハイム
私は使ったことがないので、詳しい内容はわかりませんが、話によると結構サポートが良いとのこと。
レンタルサーバーの性能は、FUTOKAサーバーぐらいだと思われます。VPSなら、もうちょっと制限が緩和されるかも。
◆ KAGOYAマネージド専用サーバーについて
スペック以前に、回線が細すぎて、あまり役に立たないです。サーバー登録と退会の設定もめんどくさいかな。
通信量が増強できる有料オプションもありますが、「凄くお金がかかる」ので、「GMO VPS」か「GMOクラウド ALTUS(アルタス)」に移行することを推奨します。
◆ FC2アダルトサーバー
VPSの設定が嫌だと、ここに逃げたくなってしまう高性能なレンタルサーバー。
ですが、FC2アダルトサーバーは止めておきましょう。サポートや機能面で問題点が多いです。
◆ さくらのVPS
二次元専用。三次のエロはダメ。後、二次でも局所の露呈はダメ(修正済であったとしても、利用規約に触れます)。
成人向けのことは利用規約に触れていませんが、一応、多少エロいサイトぐらいなら、さくらのVPSも使えます。
性能は「GMO VPS」に近い感じ。……ですが、実写系は禁止されているので、アフィリエイトの制限が強いかなぁ。
テキスト系や、出会い系、同人系とかで染めるなら、悪くはないかもしれません。
(最も、それらのサイトだと、VPSクラスの性能が必要だとは思えませんが……)
◆ GMO VPSについて
サイトのアクセス量が「3万PV/day」を超えてきたら、現時点では、ここに頼るのが最善でしょう。
(全体的にスペック高いですし)
しかし、「VPS」は、設定がめんどくさいです。
レンタルサーバーの設定が「1時間ぐらい」なら、VPSは設定に「6時間ぐらい」かかります。
(時間はかかりますが、ネットの説明をよく見ていけば、素人でも設定可能です)
後、サーバー設定のことが良くわからない人は、「Plesk」(月額の有料ソフト。「GMO VPS」では、セットで追加可能)を使う必要があります。
(Pleskを導入すれば、レンタルサーバーに近いような感覚で運用することが可能です)
……もし、サイトを3万PV/dayぐらいまで成長させることが出来たのなら、覚悟を決めて「VPS + Plesk」を使いましょう。
ある程度、サーバーのことも勉強しておかないと、急激なアクセス増加の時に、対応できなくなりますからね。
◆ GMO VPSのpv限界量に関して
VPSサーバーの場合だと、原則としてメモリの量で、PVの限界数値が決定します。
(レンタルサーバーの場合は、メモリの数値が公開されていないので、限界に来るまでわかりません)
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1GB … 3~6万PV/day
2GB … 6~12万PV/day
4GB … 12~24万PV/day
6GB … 18~36万PV/day
8GB … 24~48万PV/day
12GB … 36~72万PV/day
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サイトによって、負荷処理の度合いが違うため、かなり精度は粗いですが……おおよそ、上記の値がアクセス限界数の目安になります。
(なお、CPU1個は論外なので、最低でも、CPUが2個ある2GBプラン以上を使いましょう)
◆ VPSサーバーのpv限界量の具体的な計算に関して
「W3TC」や「WP Super Cache」などのキャッシュ系プラグインを用いた状態で、「WordPress」を運用した場合、「現バージョン(4.5)」では、1アクセスに付き「50MB」を「2~4秒間」ぐらい使用する、と考えるのが良いでしょう。(かなり大雑把です)
VPSサーバーでは、レンタルサーバーと違って、メモリをギリギリまで自由に使えるため、書かれている数値に合わせて対応できる「PV数」や「瞬間最大アクセス数」が変わります。
例えば、メモリが4GBのプランだと、「4000 / 50 = 80」かな。しかし、これは2秒間での数値なので、1秒間だと40アクセスぐらいになります。
メモリが4GBだと、「瞬間的な同時接続数の最大処理は40ぐらい」になるということですね。
(グーグルアナリティクスの左上に表示されている同時接続数とは別物です。アチラは5分間で統計されていたような。上記の数値は、あくまで、瞬間的なアクセス数の限界です)
(グーグルアナリティクスのアクティブユーザーの場合、多分「400~1000」ぐらい(平均滞在時間で大きくぶれます)が限度かな)
(上記の計算は、わりと曖昧です。同時に120アクセスしたら8GB食いつぶしたというお話を聞いたこともあります。……4GBでも60同時アクセスぐらい、いけるかもしれません)
この数値を超えると、スワップが発生して、サーバーが極端な処理落ちを起こします。
(スワップとは、アクセスがハードディスクに行くようになって、CPUに凄まじい負荷がかかることです)
(スワップ問題は、Pleskの設定の同時通信限界量の設定で対応できます)
(同時通信限界量を設定すると、アクセス限界を超えた際、ユーザーに閲覧待機時間が加わります)
なので、先程の表をもうちょっと詳しくすると……、
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○ VPSサーバーのメモリと同時アクセス数の関係
1GB … 5万PV/day(同時アクセス 10)
2GB … 10万PV/day(同時アクセス 20)
4GB … 20万PV/day(同時アクセス 40)
6GB … 30万PV/day(同時アクセス 60)
8GB … 40万PV/day(同時アクセス 80)
12GB … 60万PV/day(同時アクセス 120)
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になるのかな。
……グーグルアナリティクスで1時間あたり「400」とセッションで表示されていたら、だいたい、「瞬間同時アクセスの最大が4」ぐらいだと思って下さい(あくまで、目安です)。
◆ 月1000万pv(30万pv/day)を超えてしまった場合
ここまでくれば、ウハウハですね。
……しかし、「30万pv/day」を超えてくると、高いプランのVPSサーバー1台でも不安になってきます。特に、深夜23~25時の同時アクセス数は危ないかな。
サイトが高アクセス数になってきた場合は、「WP Booster(WPブースター)」などの有料CDNを使用するか、VPSサーバーをもう1~2台増やして負荷分散することで対処可能です。
真っ先に対応すべきは、画像サーバーの分散ですかね(画像の予備出しURLを、別のサーバーにすることです)。
大抵は、これだけで何とかなります。
(1台のサーバーで、画像とhtmlの配信を同時に行うと、負荷処理が強くなるため、スペック不足と感じてきたら、分けて処理することをおすすめします)
これでも不安なら、データベース(DB)サーバの分散ですね。
30万pv/dayとかになると、グーグル先生の気まぐれで、簡単にユーザーが増加することもあるので、早めのチューニングを行っておきましょう。
サーバーが落ちてからでは遅いです。1日1万円以上の損失になりますよ。
◆ 専門サーバーに関して
専門サーバーは、サーバーの能力を丸ごと使える凄いものですが、VPS同様、設定がめんどくさいです。
大抵の人は、Pleskが必要になります。
後、値段の高さが大分ネックになりますね。
専門サーバー使うぐらいなら、VPSサーバーを使用したほうが良いと思います。
以上です。
レンタルサーバー運営で、アクセス数が「2万pv/day」を超え始めたら、vpsへの移行を検討しておきましょう。
大体、どのレンタルサーバーも、「3万pv/day」を超えると追い出される可能性が出てきます。
……それと、どうしてもレンサバにしたいという人は、「レンタルサーバーを複数借りて負荷分散する」という手段もあります。……お財布には優しくないですけどね。
また、CDNを借りてくることでも、一応何とかなりますが……CDNに依存すると、何らかの要因でサービスが使えなくなった時にサーバーも落ちてしまうので、「Vps + Plesk」の知識をつけて、高負荷にも対応できるようにしておきたいです。
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