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気持ちいい感覚が味わえる性感マッサージサロンに入店


休日の午後。

穏やかな日差しの中を歩く私。……だけど、心臓はトクトクと鼓動を速めている。


「また、来ちゃった……」

私が訪れたのは通りの外れにあるマッサージルーム。

ぱっと見れば、どこにでもあるようなテナントの一室で、店先に店名が書かれた黒板が置かれているのも、よくある光景だ。

私のような「普通の」OLが通っていても、誰も気にしない用な場所に見える。

……でも、ここで行われているのは、一般的なマッサージとは少し違っていた。


外観からは想像もできない「性感マッサージサロン」。

女性の施術師によって、エッチなことをされてしまうお店なのだ。

先日、この店で施術を受けた私は、恥ずかしながら、その時の気持ちよさが忘れられず……吸い寄せられるような感じで、また店に来てしまった。


(誰も見ていないよね……)

店の前で、素早く左右を見回す。

こちらに目を向けている人はいないようだ。

だけど、ここまで来たのに、私の足はピタリと止まってしまった。


いい年をして彼氏も作らず、風俗まがいの店に通っていいのだろうか。

心の中でとがめる自分がいる。


しばらく店の前で悩んでいると、ドアが開いて、白いナース服を来た茶髪の女性が出てきた。

「あっ、こっ、小林さんっ!」

人が出てくるとは思っていなかったため、あたふたと慌ててしまった。

さっきの自問自答を見られていたらと思うと、顔が熱くなる。


小林さんは、このサロンの店長さんで、私よりやや年上……に見えなくもない。

「あら、佐藤さん。こんにちは」

幸い、私の奇行は見られていなかったようで、小林さんはニッコリと笑みを浮かべる。

大人の余裕と、色気を感じさせる笑顔に、思わず見とれてしまう私。


「また来てくれたんですね。うれしいわ。今は他のお客さんもいませんし、さっそく入ってください」

「あ、あの……わ……私……」

「はいはーい、1名様ごあんなーい」

私は断れず、小林さんの笑顔に背中を押されて、店の中に入ってしまった。


——


サロンの中は、クリーム色で統一されていて、外よりも少し暖かい温度に保たれている。

「あ……えっと……池田……さん」

……結局、性感マッサージを受けることになった私は、受付のカウンターにいる背の低い黒髪の女の子に話しかける。


「……いらっしゃいませ……佐藤さん……」

どこかボーっとしているような雰囲気を見せる彼女。

飾ってある写真によると、私より1つ年上らしいのだが……年下にも見える不思議な女性だ。

長身でスラリとしたスレンダーな小林さんと、身長が小さく胸が大きいトランジスタグラマーの池田さんは、体型も雰囲気も好対照でいいコンビだ。


「……前回と同様、水着に着替えてきてください……」

「あっ、はい。ありがとうございます」

池田さんが差し出したのは、布地の面積が小さいタイプの、エッチな白い水着。

「……着替え終わったら施術室へ……」

「あ、はい。わかりました」

受付を終えて、私は更衣室に移動する。


「……やっぱり、ちょっと小さすぎるよね……」

水着に着替えた私は、等身大の鏡を覗いて、自分の容姿を確認していた。

「はぁ……」

胸は、ほとんど露出して乳輪がかろうじて隠れる程度だし、下の方は毛が見えてしまっている。

さらに両方とも、指1本で簡単に脱がされてしまうような感じだ……。


しかし、こんな変態的な水着を、私は自らの意思で着用している。

「……っ」

もし、このまま……このお店に通い続けたら、私はどうなってしまうのだろう。


んっ……。

想像してみたら、ゾクリとするような寒気のようなものを感じて、背中に鳥肌が立つ。

だというのに、早くも乳首が立ち上がりはじめ、下腹部も熱くなっている。

頭では不安に感じているというのに……私の身体は浅ましいようだ。


「佐藤さーん」

向こうの部屋から聞こえてくる小林さんの声に、ビクッと反応する私。

「あっ、はーいっ」

「どうですかー? お着替え、終わりましたか? もしよかったらお手伝いしますよー?」

「あっ、いえ、もう着替え終わったので……」

「あらあら、手伝ってあげようかと思ってたのに残念。……それでは施術室にどうぞー」

小林さんの声を聞いているうちに、心の中の不安は消えてしまい、これから何をされてしまうのかということに期待する。


——


黒い施術台と大きなベッドが置いてある、広い施術室に入る。

「佐藤さん、水着姿がとてもお似合いですよ」

嬉しそうに語る小林さん。そこから、愛おしい手つきで私の腕をつかむ。

「やっぱり、胸の大きな方が着ると、すごくエッチに見えますねー」

彼女の手が、さすりと私の方の肩に寄って……水着からはみ出た乳房を、下から持ち上げるように、フニフニと触ってしまう。


「あっ……ちょっ……」

「どうしました?」

「あっ、いえ……その、恥ずかしいので……」

「ふふっ。もっと恥ずかしいことしてきたじゃありませんか。それに、今日も恥ずかしくてエッチなことをするのですよね?」

「それはそうですけど……」

小林さんの言う通り。エッチなことを期待したからここに来たのだけれど、それでも恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。


「……佐藤さん……もうポッチが浮き出てますよ……」

後ろからひょっこり登場する池田さん。

「あらあら、本当。もしかして恥ずかしいことが好きなんですか?」

「あっ、やっ……んんっ……」

池田さんに手招きをした後、目を細めた小林さんは、指先でクリクリと、私の乳輪のふちをなぞってしまう。


「ほら、池田さん見て。ポッチがさらにハッキリと見えちゃってますねー」

「本当……すごくエッチです……」

エッチという言葉の響きが、体の奥を熱くさせる。

「ささ、立ち話もなんですし、こちらでゆっくりしましょうか」

そのまま、施術台ではなくベッドに導かれる私。


「池田さん、準備をお願いしますね」

「……はい……ただいま……」

「佐藤さんはこの位置に来て、私に体を預けてください」

脚を広げて座る小林さん。

私は、そんな彼女の脚の間に座り、ゆったりとした姿勢を取る。


「あ、あの……重くないですか?」

「大丈夫ですよー。だらーんとリラックスしてくださいね」

ささやくような声と、息の温かさが私の耳を優しくなでる。

きれいなお姉さんの顔が、こんなに近くにあるというのに、緊張するなという方が無理というものだ。

「それじゃあ、まずは目を温めますね。熱かったら言ってください」


小林さんが後ろからアイマスクを着けてくれる。

蒸気が出るタイプで、まぶたから目の奥まで、じんわりとした温かさが伝わっていく。

「あっ、気持ちいいです……」

「そうでしょ? これ、私も好きなんですよー。あ、肩の力も抜けてきましたね。もっともっとリラックスしていきましょうね」

小林さんは、ゆっくりと私の肩を撫で始める。筋肉がほぐれていく感じがして、心地いい……。


「すごく固くなってる……。ちゃんとケアしてあげないとダメですよ」

「すみません……」

小林さんはやんわりと注意しながら、肩甲骨の周りを優しくさする。

「はぁ……っ、はぁ……っ。……んぅ……んあぁ……あっ……」

「んふふっ、気持ちよくなれていますか?」

笑い交じりの声で囁かれたためか、恥ずかしくて顔がカァっと熱くなる。

思わず、口を押えようとするが……、

「だぁめ。我慢なんてしたらリラックスできないですよ。自然に出る声は、抑えたりしないでください」

「あぁあっっ……!」

小林さんに肩を指圧されて、痛気持ちいい刺激が繰り返し走ったため、口を閉じていることができない。


「そうそう、外に漏れることはありませんから、素直に声を出しちゃいましょうね」

そこから、小林さんは様々な場所をマッサージしてくる。

「あっ、あっ、あっ……っ!」

視覚を遮断されているのも原因の1つなのか……次第に、全身が火照ってしまい、肌から汗がにじみ出てしまう。

「気持ちよさが広がってますね。いいですよぉ、もっと気持ちよくなっていきましょうか」

小林さんの手が、肩から腰、脇腹を通って体の前に回される。


「きゃふっ……こっ、小林さんっ、くすぐったい……」

「敏感なんですね。……すごくかわいい」

こそばゆさで体をよじると、小林さんは何度も脇腹に指を這わせた。

「は、はひっ! ……ぁあっっ! あっ!」

やがて、そこから頭を心地よく痺れさせるような喜びが生まれてくる。


「こっ、小林さん……んんっ……んぁっ……」

1度快楽の種が芽吹くと、こそばゆさが性的な気持ちよさに変わって、背中を上っていく。

「はーっ、はーっ……っっ!」

私の変化は、小林さんにも伝わったようだ。

いたずらをするような手つきが、快感を与えるための動作に変わっている。


「気持ちよくなっちゃっていいですよ。……ほーら、正直になりましょうねっ」

真っ暗な世界の中で、私の乳房が愛撫される。

「ひゃっ!」

「佐藤さんって、胸大きいですよね。これも肩こりの原因になってるのかしら?」

乳房が揉まれ始めた。

軽い力しか与えられていないのに、私の乳房は簡単に形を変えられてしまう。


「はぁっ……んんっ……こ、小林さんっ……んはぁっ……」

感度が上がってしまった私の体には、この愛撫がとても気持ちよく……背中に、甘い痺れのような感覚が広がって、喘ぎ声が漏れてしまう。

「佐藤さんのおっぱい、すごく柔らかいですよ。形もきれいだし、少し羨ましいかも」

小林さんは、私の乳房をしぼるように揉みしだく。

「んううっ……あっ、くふぅっ!」

時折、乳首を指で擦られて、ジュワっとする優しい快感が胸の奥に走る。

「いいわぁ……佐藤さん。可愛らしいのに色っぽくて、すごく素敵ですよぉ……」

「ひゃあぁぁああっっ!」

小林さんの指が、何度も何度も、私の乳首に触れて……体が震え上がってしまう。

何も見えない世界の中で、性感帯を優しく刺激されると、かなり気持ちがいいい。


「きゃあぁんっ! ああぁっ……」

声を抑えることができない。トロンとしたまま脱力して、気持ち良い感覚に飲み込まれる。

「あぁ……あぁ……あぁあっ……!」

下腹部も熱をもってしまい、アソコの中は、いやらしい蜜でトロトロに濡れてしまっている。

「コリコリに固くなっちゃってますね。……この辺で、水着をとっちゃいましょうか」

「あっ……」

水着がするりと外されて、もっちりとした柔らかい自分の胸が、あらわになる。


「やぁっ……恥ずかしいっ……ぃぃい、いひゃあっ!」

そこから、小林さんが乳首を摘んで、クリクリと左右に回転させたため、私は甘い声を上げ、体をのけぞらせてしまう。

「だ、ダメ、ダメ、だめぇえぇっっ……」

震えても、乳首責めは止まらない。そのうち、私の頭の中が、ふわふわになって……、

不意に小林さんの手が胸から離れた。


「えっ……小林さん……?」

私の声が不安そうだったのだろう。小林さんはあやすように頭を撫でてくれる。

「大丈夫ですよ。これから、もっと気持ちよくしてあげますからね。ね、池田さん」

「……はい……もっともっと快楽のとりこにしてあげます……」

前の方から池田さんの声が聞こえた。


……ずっと、見られていたっ! 目隠しのせいで、気が付かなかったっ!

胸をいじられていたことも、胸をあらわにした姿も、じっくりと見られていたことがわかると……急に、羞恥心が沸き上がってくる。

それに反応して、だらしなく開いていた脚が閉じようとするのだが……小林さんが私の内ももを手のひらで抑えたため、開いた脚を閉じることができない。


「はーい、佐藤さん。脚を閉じていてはダメですよー。しっかり開いて、大らかにしてくださいねー」

「……佐藤さんのアソコ……もうすごく濡れてます……」

池田さんの声が、私の股間のすぐ近くから聞こえる。……私のいやらしい場所を見られているっ!

「あ、あの……い、池田さん……。あまり見ないで……」

「……わかりました……見るのはやめましょう……」

池田さんは意外にも素直に引き下がってくれた。……と思ったのも束の間。

太ももの付け根付近に、冷たい感じがする物を、ペタリと貼りつけてくる。


「ひっ……? いっ、池田さん……?」

「……はい……見るのはやめて、マッサージの準備をしています……」

「ま、マッサージ?」

「……ええ。……低周波による優しい刺激です……。軽い電気責め、といった感じでしょうか……」


ドキッとくる。

一応、低周波治療器で、肩や腹筋をマッサージしたことはあるが……、

気持ちいいと感じてしまう場所の近くで使われたことはなかった。……実際に股間の側を電気で刺激されると、どうなるのだろう?

不安と期待が混ざり合う。胸がドキドキと高鳴り、下の水着が湿ってきてしまう。


池田さんは、ペタペタと電極パッドを貼り付けていく。内ももと脚の付け根、そしてアソコのすぐ近くにパッドが貼られた。

「小林さん……低周波責めの準備ができました……。佐藤さんの女体の性感帯を……いつでも刺激できます……」

「ご苦労様。……それでは、佐藤さん。もっと気持ちよくなっちゃってくださいね」


小林さんの言葉を合図にして、私の体内に微弱な電気が流れてくる。

ジワァ~~~とする心地よさが、私のお股の奥と、内ももの中に染み込む。

普段なら物足りないくらいの優しい刺激だが、目隠しされて敏感になった体には、十分な快感を与えてくれる。

「んふっ……あぁっ……んんんっ……」

股間がどんどん嬉しくなってくる。……しびれて、甘くて、気持ちいいっ!


「……佐藤さん……すごく気持ちよさそう……」

「強烈な快楽もいいですけど、こういう優しい刺激もいいものでしょう」

「んふぅっ……ふあぁんっ……んあぁっ……」

「素敵ですよ、佐藤さん。こっちも気持ちよくしてあげますね」

目隠し状態の私に、優しく語る小林さん。……そのまま、乳首への刺激を再開させる。


「あぁ、あぁぁ、あ、あぁあ、あぁあぁあっっ……はひーーっ! はひぃーーっ!」

乳首の甘い痺れと、お股の心地よいしびれが、体の背後に温かい幸せを流し込んでくる。

「だ、ダメ、あ、あ、あっ、……ひ、ひあ、あ、っっ……乳首、だ、だめ、だめっ」

妙に苦しいけど、滑らかでとろ~りとろける甘さが、夢中になってしまう。

「はっ、はっ、はっ……こ、小林さんっ……私ぃ……もぉ……っ……」

ダメになっている私。でも、乳首とお股に伝わる快感が止まらないから、もっとだめになって、さらにダメになって……っ!

「アソコがっ、同時責めが、……ちち、ちくび、あ、す、すごくて、すごくて、ああ、ああっ! ああああっっ!!」

すごく良い気分。とろけて、ふわふわで、やすらかで、嬉しくて……っ。


「……っ。……っ! ……っ”! ~~~~~~っ”っ”!!」

お股が電気でしびれる、お股がとても気持ちよくて、乳首が甘い、甘くてっ! 頭の中が、いきなりふわりと舞い上がり……っ!

「はい。イってらっしゃい。佐藤さん」

次の瞬間。一瞬、意識がグチャグチャになるような感覚を受けたが、その後、私の体と心は、ゆっくりと宙に浮くような心地よさを覚える。

幸せな気持ちと、恍惚とする温かさに包まれて……私の頭の中は、素敵なお花畑になった。

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