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その日、とうとうファナが、例の拘束から解放されることとなった。

ファナの精神は、十分なほど淫乱なものに変化しているだろうという長老の判断によるものだ。

……いや、彼女の変化は、精神的なものだけではない。

解放されたファナの身体は、調教される前の何倍も女らしく――それでいてイヤらしく変化していたのである。


——


「はぁ……はぁ……」

彼女は今、2本ほど触手が連結した触手オムツだけを着用させられた状態で、ベッドの縁に腰をかけていた。


セシルは、ファナのイヤらしくスケベな女体をまじまじと観察してしまう。

触手ブラが装着された状態の豊満な乳房……その中心部には、ぷっくりと膨れた乳首が存在している。

(うわぁ……)

そこからあふれ出ている母乳の甘い香りが、セシルを誘っている。


だが、胸だけではない。

彼女の下半身もまた、大変魅力的なものになっている。

うっすらと汗の浮いたムチムチとした太ももや、そこから伸びるふくらはぎは、健康的な曲線を描いており、セシルは思わず生唾を飲み込んでしまうほどだった。

(ふぁ、ファナさんの体って……こんなにエッチでしたっけ……?)

そう自問自答してしまうほど、その変化は如実だった。


「う、うう……そんなに見つめられたら、恥ずかしい、です……」

セシルの熱視線を避けるように、ファナは下方へと目線を向けてしまう。

けれど、そう恥ずかしがっているものの……以前のように調教を拒否することは、なくなっていた。

それどころか、触手を挿入される際に喘ぎ声を我慢することさえしなくなっていた。


イヤらしい言葉も、多少は自ら発するように変わってきている。

それは、彼女が性的な事柄に対して素直になってきる証拠だ。

心身共に快楽に慣れ親しみ、全身にしっかりと媚薬が染み渡ったのだろうと、そう長老は推理していた。


(だけど――)

確かに、ファナの体の変化は、セシルの興味の中心だった。

しかし、今の彼は、別の部分に意識を削がれてしまっていた。


セシルがこの地下牢を訪れた段階で、ファナには触手オムツが着用されていたのだが――今回は、謎の触手が2本ほど、彼女の下腹部付近に連結していたのである。

その触手と関係しているかは定かではないが……ひくッ、ひくッ――と、彼女の腹部は、数秒おきに強い痙攣を起こしていた。


「んっ……はぁっ…………あっ……んんっ、これっ……はぁっ……」

この痙攣が快楽を生みだしているだろう。……下腹部が震えるたびに、彼女は小さな嬌声を漏らしてしまっている。

「……ぁ……ふぁっ……あ……」

彼女自身、その快楽の正体を掴み損ねているのかもしれない。

不思議そうに小首を傾げながら――子宮のあたりをオムツの上からさすっている。


「さて──」

遅れてから地下牢にやってきた長老。

ファナを一頻り観察して、ニヤニヤとイヤらしい笑みを浮かべながら口を開いた。


「気分はどうだ、ファナ」

「ふっ、不思議な感覚です……んぁっ……たぶん、子宮? のあたりが、はぁっ、じんわりと温かくて、んん……その左右が、すごく気持ちぃっ、あっ……いいんです」

快楽によって喘ぎ声が漏れ、それがファナの言葉を事細かに遮る。

昔ならば、喘ぎ声を堪えるために、彼女は言葉を発するのを諦めていたことだろう。

けれども、今の彼女はためらいもなく、甘い声を漏らしてしまう。


「こっ、こぉんな感覚、ふっ……んん、初めてだから……自分でも、良く、わからないんですけど、ふぁっ、あっ、そこぉ……んっ、ん……これっ、すごく、クセになる感じの……気持ちよさです、はぁっ、んぁあ!」

ファナは素直にそう答え……その回答を聞いた長老もまた、満足気に頷く。

「どうだ。その痙攣、止めて欲しいと思うか?」

「あっ……あっ……いえ……イヤです。んっ、ふ……止めないで、ひぃっ……欲しいです」

ファナの両目は快楽によって甘く濡れ、瞳がか細く震えていた。

彼女の快楽を懇願している姿を見て、セシルもまた胸の奥に興奮を覚える。


「いっ、今はもう少しぃ……んっ、この快感に、浸って、たいです。だってぇ、あんっ、どうしようも、ないくらいにぃ……ふぁっ、クセになっちゃって……」

声が、愛撫を求めている。

「子宮から、あ、全身に……んっ幸せが何度も、広がっていって、すごく嬉しい、感じがするんです……ふぁぁああ!」

彼女の表情は、言葉よりも雄弁に、多幸感で溺れていることを示していた。

「それはいい。もしワシの許可なしにそれを抜こうとすれば、大変危険なことになる……。もし抜きたくなったら、きちんとワシに相談してからにすることだ」

普段とは異なり、優しげな言葉をかけてくれる長老に、ファナは目を白黒させる。

それはセシルも同様だった。調教と性開発が予想以上にうまくいき、上機嫌なのだろうか? と彼は首を捻る。


「おぬしの下腹部に連結している触手を、ワシは『採卵触手』と呼んでおる」

「採卵触手……ですか?」

セシルとファナはどちらともなく、そう呟いた。

「そうだ。この触手はおぬしが『気持ちいい』と感じれば作動するようになっておる。今は採卵がうまくいっているらしいな」

採卵という単語に聞き覚えのないふたりは、首を傾げるしかない。


「よいか? メスの体には子どもを作り出すための『卵子』と呼ばれる卵のようなものが存在するのだ。……そして、その数は生まれたときから決まっておる」

長老の顔は、いたって真面目な表情だ。

「その卵子は……精液の中にある『あるもの』と交わることで、子宮内に子どもが誕生する。それが妊娠と呼ばれる現象だ」

やっと自分たちにもわかる話が出てきて、セシルとファナは頷く。


「だが……今回おぬしになってもらうのは、最高級の娼婦。……性奴隷に妊娠や生理の機能は必要ない」

そう告げて、背筋が凍りつきそうな笑みをこぼした。

「今、おぬしの下半身には2本の触手が差し込まれ、微弱な電流を卵巣に何度も流しておる。するとどうなるか……おぬしはわかるか?」

長老の問いかけに、ファナは何も反応を示さなかった。

ただ、その体を震わせ、白く濁った目で長老のことを見つめている。

(……っ!)

セシルも、長老の言わんとしていることを理解してしまい、言葉を失ってしまったのだから、彼女がそうなるのも、仕方のないことだろう。


「電気が流れると強制排卵させられる。……その卵子を、触手が強制的に吸い上げているのだよ」

ファナの顔がサッと青ざめる。

「痙攣の感覚が短くなっていくほど、卵子の数が少なくなっている証拠。……痙攣が止まったら最後、卵子はすべて吸い上げられ――2度と子どもが作れない体になる」

まさか自分が陶酔していた快楽が、そのようなモノの上で成り立っているとは思いもしなかったのだろう。

「そ、そんなの聞いてないッ!」

急に叫び、ファナは慌てて、触手オムツに繋がっている採卵触手を引き抜こうとする。


だが――。

「きゃぁァァアッ! あっ……ぐぅ……」

ビクンッ! とファナの身体が大きく震え、彼女は叫び声をあげながら、大きく背筋を仰け反らせた。

「あ”っ……っ”……あ”っ……」

「先ほど忠告したであろう? 無理に抜こうとすると、触手はおぬしの身体に強烈な電気を送り込み、大量の卵子を吸い上げる。今のはさすがに痛かったはずだ」

長老は、心配するような声をかけるが……その顔は、あくまで悦びに満ちていた。

「採卵触手には防衛機構が備えられているが、当然これまでの触手と同様に媚薬を注入する機能もある。無闇な抵抗をくり返すようなら、媚薬を注入し、おぬしを無理やり発情させることも可能だ」

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

説明の最中にも、ファナの下腹部は断続的に痙攣をくり返している。


先ほどよりも明らかに痙攣の速度が速くなってきている。

「ふぁっ……あっ……こんなの……で、感じちゃ、ダメ、なのにぃ……ひああぁ!」

下半身から生じる快感は、とても心地良いものなのだろう。

思わず、身を浸してしまいそうな快楽に抗おうと、ファナは長老を睨みつけていた。


「い、ヤダ……んぁっ、は、早く……止めてくださいっ、お願いします……ふぁっ、んん、あぁぁ……」

「先ほど、ワシはきちんとおぬしに尋ねたはずだがな。触手を止めるか? と」

「で、でもっ、あのときは……んぁっ、あ、私の……卵子をっ、採卵してるなん、てぇ……言ってなかった、から、ひぁっ」

「止めてやりたいのは山々なのだがな……すでに痙攣速度がワシの予想を上回る速度になってしまっておる。おぬしが強く抵抗して、無理に引き抜こうとしたのが悪かったのだな。……この速度になってしまったら、もう手遅れだよ」

「そ、そんな――ひぁっ、あ、んんん、あぁっ、ぐぅぅ……!」

ファナは両手で下腹部を押さえようとするが、女体と結合している触手には効果がない。

むしろ、外部から接触したことにより、中に刺激が加わったのか、さらに甘い吐息を漏らす結果となった。


「やだ、やだっ……こんなの、感じたく……ないっ、のにぃっ、あ、ぐぅ……んっ、はぁっ、あああ!」

せめて快楽には抗おうとしているつもりなのか、ファナは歯を食いしばっていた。

しかし、彼女の女体はたび重なる調教によって、快楽を押しとどめられない身体にされており――。

「うっ、んんぁっ、ああ、ひゃっ、ひぃ……んん、あっ、ふぅ……うっ、んんぁあぁァァア!」

彼女の意志に反して、その身体は快楽に身を捩り、快楽に屈してしまっていた。


そして、身を捩れば捩るほど、触手オムツの内部と下半身が擦れて、さらなる快楽が生み出されてしまう。

「ふぅ、んんっ、あっ、ダメっ、気持ちっ、いいっ……ダメっ、ダメェっ……んぐっ、はぁ、あぁぁ!」

次第にファナの腰は、快楽を求めるようなイヤらしい動きに変化していったのだった。

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