◆ 関連する記事

視覚遮断と聴覚遮断をしたまま媚薬ガスで性開発


セシルの監視の元、ファナの性開発と調教は順調に進んでいた。

――少なくとも、セシルの目にはそう見えていた。


「ふぅっ……あ、ん……はぁ……あっ」

触手オムツや触手ブラによる調教を受け続けたファナは、刺激を与えられていない時にも、自ら下腹部を抑えながら、甘い吐息を漏らすようになっていた。

「はっ、あぁ……気持ちいいっ……!」

性的な興奮に応じて、女体からイヤらしい汗が溢れだし、彼女の肌をぬらぬらと輝かせる。


(ううっ……なんだか僕まで、ムラムラしてきちゃいました……!)

喜びと悩みでジレンマを感じるセシル。

この仕事についてから、確実に自慰の回数が増えてしまっていた。

だが、そうと自覚していながらも、やめられない魅力がファナに存在している……。


「……ひぃっ……んっ、んんっ……くぅうっ……!」

彼女の割れ目から、甘い蜜が大量にこぼれ、ベットシーツを卑しく汚している。

どうやら、執拗な触手オムツによる調教のせいで、子宮口の性感帯が覚醒してしまったようだ。

「ひゃっ……んっ、だ、ダメぇっ……」

それが原因で、彼女の下腹部は、半永続的に淡い快感で痺れ続けるのだという。

こうなってしまったからには、もう二度と逃げだすことはできないのだと、長老は語っていた。


(……ここまで性開発が順調に進んでるけど、長老はなんだか不服そうですね)

理想的な状態に思えるのだが、釈然としない長老の様子を見て、セシルは不安を感じるのであった。


——


「長老……何か気掛かりな点が、あるのですか?」

ある日の調教において、意を決して、セシルは長老へと問いかける。

長老は、セシルを一瞥し、再びファナへと視線を戻しながら答えた。


「ふむ……この女、ここまで快楽漬けにされているにもかかわらず、まだ1度も自慰行為をしていない」

「──えっ?」

自慰行為と聞いて、自分のことを言われているような気がしたセシル。

……心臓が強く跳ね上がるを感じたが、すぐに別のことだと認知して、落ち着いてから、ファナと自慰行為の関連性について考えてみた。

しかし、長老の真意は分からない。


「いいか、セシル」

その様子に気付いた長老は、説明するように語り掛ける。

「ファナにはすでに、常人では耐えきれないような性開発を行っている。絶え間なく自慰行為をしていなければ気が済まないくらい、体が火照っているはずなのだ」

「なんと……そんなにも発情を……」

「うむ。……現に、今も子宮を抑えて喘いでいるくらいだ。これは下半身に大量の性感が溜まっている証拠……にもかかわらず、自らそれを解消しようとはしない。……セシル、これはお前の想像以上に由々しき問題なのだ」

「なるほど。なんとなく分かったような……」

踵を返し、扉へと向かいながら去り際に一言、呟く長老。


「まあ、今はそれで良い。だがこの女は――快楽に屈したというわけではない。触手での快感はあくまで我々が与えてるものにすぎないからな。……真の意味で、心が快楽を受け入れているのならば、我々の前でも自慰行為を始めるはず……」

そして、ぶつぶつと何やらを呟きながら、地下牢から出て行った。


「これでは不完全……と言うわけですか」

長老の言葉に触発されて、セシルも現状を打破する手段を考えてみるが、芳しい結果は得られなかった。

「ひゃっ、んぁっ……あっ、ら、らめっ、無理、っ、お股が、あ、あ、あっ……! イクッ、イッちゃうぅぅぅッ!」

そんなセシルを横目に、ファナは腹部をがくがくと震わせて、絶頂を迎えたのだった。


——


翌日。

セシルがいつも通りの時間に地下牢を訪れると、そこにはすでに長老の姿があった。


「ちょ、長老? 何をしてるんですか」

長老の背中越しにベッドを覗き込むと、普段以上に仰々しい触手が、反応のないファナの体にまとわりつこうとしていた。

「そのまま、見ていなさい」

彼がそれだけ言うと、威勢よく触手がファナの体に吸い付き始める。


裸にされたファナの体は、触手によって目と耳を遮断され、四肢をベッドの四隅に拘束された。

自らの淫らな女体を見せつけるように、彼女はX字の状態で固定されている。

また、顔にはマスクにも似た触手が取りつけられており、彼女の顔は何一つ露出していない状態だった。

(えーっと……)

豊満な胸や股間には、いつもどおり、調教と排泄を管理する触手が連結しているのだが……不思議なことに、それらの触手は動こうとしない。

その上に、ファナの体もまた、過度に反応する様子がなかった。


「こふー……っ、こふー……っ」

3本の触手を下半身に挿入されたまま、深い呼吸を続ける全裸のファナ。

呼吸に合わせて上下に揺れる乳房が、セシルの視線を釘付にする。

勃起した乳首が触手にしゃぶられていると思われる様子を見て、思わず、乳房を揉みたいという衝動に駆られてしまう。

しかし、セシルはそんな甘美な誘惑をはね除けて、再度、口を開いた。


「こんなもの、いつのまに……」

深呼吸めいたファナの吐息、それに時折、喘ぎ声が混ざる。

その様子を見て、ふぅ、と溜息を漏らす長老。

……しばらくしてから、セシルの方を向いた。


「少し大がかりな設備だからな。他の衛兵たちに運んで貰った。……そして、このマスクは、気化した薄い媚薬をファナに吸わせるためのものだ。少々時間はかかるが、これなら目的を達成しやすくなるだろう」

「時間がかかるのですか? それなら、原液のまま吸わせて、一気に堕とせばいいのでは?」

「ワシも色々と考えた……が、この娘に対して、瞬間的な快楽はダメだ。……全力で堕とすことは可能だが、それだと高級娼婦ではなく、ただのメスになってしまう。……そうだな。できれば、半分ぐらい堕ちてくれるのがよいのだが……」

「半分、ですか……」

とりあえず、長老に合わせて呟くセシル。

長老は、それに相槌を打った後、困った表情になっているファナの顔を覗き込む。


「薄い濃度の媚薬でも、少しずつ吸わせ続ければ、彼女の体内へと蓄積していく。……ほら、顔が赤くなっているのが分かるか?」

そう言われ、セシルもファナの顔を眺めてみる。

……視覚遮断と聴覚遮断が行われているので、かなりわかりづらいが……確かに、その顔が赤らんでいるように感じられた。


「遅々とした歩みではあるが……その遅さが胆になるわけだ。全身の性感が着実に成長していき、自分の理性が崩れていくのをハッキリと実感できてしまう」

長老の表情が、怪しくゆがむ。

「どんなに抵抗しようとも、拘束された体は動かせず、心は性欲に侵されていく。……何が起きようとも、性的快感が減ることはなく、彼女の中で増幅を続ける……」

そこから、喜悦の笑みに変わっていく……。

「それを実感してしまったとき、次第に心に生じる『諦め』という気持ち。『どう足掻こうと、快楽には逆らえない』という、現状の甘受――」


「――ッッ!!」

途中、2人の目の前で、ファナの腰がガクガクと震えた。

「ふん、ようやく1回目の媚薬絶頂か。……どこまでも抵抗する雌だ」

長老は、吐き捨てるように述べてから、再度、セシルの方を向く。


「これまでのファナは、その強固な意志で快楽に抗っていたようだが――今回は、それを底で支える無意識を先に快楽漬けにしてやる。……そうすることで、彼女は、自らの性器を弄ぶ淫らな女へと変貌するはずだ」

その話を聞いたセシルの脳裏に、自慰で夢中になるファナが思い起こされる。

(あのファナさんが……自分のおっぱいを揉んだり、オマ〇コを弄ったりする……それって……エッチすぎます!)

自分の股間が熱くなるのを感じたので、それを隠すようにしてから、セシルは問いかける。


「そ、それじゃあ……これから、ファナさん心と体は、どうなってしまうのですか……?」

「今この場で説明してしまうというのも、芸がなかろう? それはこれから、ファナの身体を見ているばわかることだ。……セシル、おぬしはそれを楽しみにしながら彼女の監視を続けてくれれば、それで良い」

「わかりました」

美しい女体にまとわりつく触手を見つめながら、セシルは軽い返事を行う。


(おや……?)

……その後、ファナの立てる吐息が変化した。

少しずつ荒くなっていた吐息が、規則正しい寝息に変わっていたのである。

「……眠ってしまったか。……セシル。おぬしには、彼女の体拭きと、ベッドのシーツの取り替えを行ってもらうおう。後は彼女の変化をじっくりと観察して、その内容をワシへと報告してもらう」

「はいっ!」

……ファナの淫らな変化を1番近くで観察できる。

喜びを感じたセシルは、意気揚々とした態度で、仕事に取りかかった。


——


ファナの媚薬責め調教が始まって、数日が経とうとしていた。

注入される媚薬の量は、微々たるものだが、それが数日――何十時間も続くとなれば、話は別だ。


彼女の様子を毎日観察しているセシルだからわかることだが、彼女の顔は、日が進むに連れて、より赤く火照るようになっていった。

(それに……なんだか前よりも、従順になっているような気がしますね)

他にも、抵抗する様子がなくなっており、快楽で満たされることを受け入れているように見えた。


(なるほど……長老が言っていたのは、このことだったのか……)

しかし、変化らしい変化と言えば、それくらいである。

「ふっ……ん……ああんっ、ふぅっ……」

刺激が少ないせいで、以前のような激しい反応はせず、体をか細く震わせながら、何かに耐えるような声を発するだけ。

セシルからしてみれば、楽しさは減衰しており……むしろ、調教が進んでいないようにすら見える。

そうした事実を長老へと伝えたのだが――。


「あの娘の精神力がこんなにも強いとは思いもしなかったのだ。ワシの予見が甘かったのは認めよう。だが……あの調教を続けていれば、必ず近いうちに、成果が出るはずなんだ。……セシルよ、それまでどうか辛抱してくれ」

長老の言うことは絶対。

セシルは、多少の不安も覚えながら、それでも彼の言葉に追従するしかなかった。


(んっ……?)

長老の言葉を意識していたときに、目の前で変化が、起こった。

突然、ファナが甘い吐息とともに、言葉を漏らし始めたのである。


「ひゃっ、あっ……んんんっ……イヤッ! ふーー、ふーー、だ、ダメっ、絶対、ぜったい……ダメなのにぃっ、んっ、はぁあっ!」

そして何かを拒絶するように、激しく首を横に振り始める。

「ふーー、んふーー、んふーー、んふぅうぅぅ……っ!!」

しかし、拘束と装着固定されている彼女に逃げ道はない。

媚薬ガスを何度も強制的に吸わされる。……彼女の意識は、容赦ない快感を受け続ける。


(な、何があったんでしょう……?)

乱れる髪の毛、そこから散る汗、動きに合わせて揺れる乳房、そのすべてが新鮮に映った。

「ふぁ、こ、これっ、すごいっ……あまくて、ダメっ、ダメなのにっ、私っ、もぉっ、しあわしぇ、……あ、あぁ……ひゃあぁっ……!」

目の前で、ファナがどんどん淫らに乱れていく……。

◆ チクニーグッズの紹介
U.F.O. SA
U.F.O. SA








◆ 関連する記事