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おいしそうな友人のおっぱい


「んー……」

今日の夕方には、またアルバイトがある。

「決まらないなぁ……」

親友の結愛(ゆあ)が、高校卒業のお祝いにくれた薄ピンク色の指輪を、ワンポイントにつけてみた。……けれど、右手の薬指で輝いているそのリングの華やかさに、私の幼すぎる背丈が負けている……。


「あぅ……」

おっぱいだけが変に成長してしまったから、胸元にゆとりのある服しか、着ることができない。でも、そういう服って、身長が大きい人のために作られているような大きさだから……。

わたしの着る服は、いつも誰かのお下がりのように、袖と裾の部分が余っていた。今着ている、この白のセーターも、例に漏れず、だらしなく伸びきったようになっている。


このおっぱいが、もうちょっと小さければなぁ……。でも、そうなってしまうと、今度は、あまりに幼児体型すぎるかもしれない……。わたしは胸を押さえて、「はーぁ……」と小さくため息をついた。

気を取り直して、鏡を見る。ワックスでふわりと髪の毛を浮かせると、それでも少しは、歳相応の見た目になったような気がする。

18歳の桃花(ももか)が、そこには映っていた。


ピンポーン――。

部屋のチャイムが鳴った。

「……?」

誰だろう、こんな昼間から……。

「はーい?」

私は、リビングから玄関に向かって行く。


「おっじゃまっしま~っす!」

突き抜けるように明るい声が、ドアの向こうから聞こえる。

「あれ、結愛?」

その声は、間違いなく結愛のものだった。

「やっほ~っ!」

ガチャン、と音がして、彼女が勢いよく私の胸に飛び込んできた。


「うわぁっ!?」

ひらりと身を翻して避けると、結愛が床に倒れて、恨めしそうに私の顔を見上げた。

「なんだよ~、抱き着こうと思ったのに!」

「だから避けたんだよぉ……」


結愛は立ち上がって、「ふう」と大きく息を吐く。私とは違って、すらりとした体型。いっつもおしゃれだし、色んな服が選べるんだろうな……。茶色の髪も、よく似合っている。

「……桃花、なに見てるの?」

「んん? いやぁ、今日も可愛いなぁ、って思って」

「むふふ……褒めたって何も出ないぞ~?」

そうは言いながらも、結愛はご機嫌みたいだ。それもまた、結愛の可愛いところなんだよなぁ。そういうところを、ごまかせないっていうか……。


結愛は私の後ろをついて、2階に上がってくる。

「今日も、お父さんとお母さん、いないの~?」

「うん。2人とも、今日も仕事ー」

「……帰り、遅くなるのかな?」


私は自分の部屋のドアを開け、結愛を通した。

「さぁ……晩ごはんまでには帰ってくると思うけど……」

「ふ~ん……」

結愛は、分かったような分からないような、曖昧な返事をした。


彼女はベッドの上に体を投げると、いつものように、掛け布団を丸めて、それに顔をうずめる。そして、体がひとまわり大きく見えるほど、深く息を吸い込む。

「んーっ! 桃花のにおい~っ!」

「もう、やめてよー」

「いーじゃん! 桃花のにおい、甘くておいしそうなんだもん」

ベッドの上で体を起こして、目線を合わせながら、にへっ、と笑う。


その言葉と仕草に、ドキッとした。


そして、それをごまかすように、「ジュース、いるー?」と声を投げる。

「ありがとうーっ! いただきま~すっ!」

結愛は、私の手からコップを取って、オレンジジュースを一気に飲み干していく。


「かぁーっ! やっぱりこれだねぇっ!」

「もう、結愛ってば……なんか、オヤジくさい」

友人のへんてこりんな態度に呆れながら、隣にポヨンと座り込む。

「え”っ……、そ、……そう?」

「そ、そんな深刻な顔しなくてもいいじゃんっ。冗談だよ! 冗談ーっ」


「そっか。それならいいんだけど……」

何かをごまかすようにしながら、体を伸ばしてコップをテーブルの上に置く結愛。……だけど、いつもとは、様子がちょっと違うような気がする……。

「んっ? どうしたの?」

「いやぁ~……これが、ねっ」


結愛は、真面目な声のまま、私の胸を、片手でぽよんと持ち上げる。

「ひゃんっ!?」

驚いて、変な声が漏れてしまった。

だけど、そんなことなんて少しも関係ないといった風に、彼女のしなやかな指先が、バストの下側を、ゆっくりなぞっていく。


「きゃっ!? ちょっ! あっ! ちょっとぉ……?」

もう片方の手も伸ばして、真正面から私のおっぱいを撫で上げる。

彼女が胸に絡みついてくる……強い力なのに、決して傷つけたりはしない、包み込むような優しさで……。


「どうして、桃花のおっぱいは魅力的なんだろう、と思ってさーっ……」

「まっ、真顔で言うことじゃないよぉ……んぅぅっ……」


たゆんたゆんと、揺れる、揺れる。

おっぱいと服が一緒に、結愛の手によって揺さぶられている。

「やっ、やめてよぉ……」

「なんで~? 昔から、よくやってたじゃん」

「そ、それは、そぉだけどぉ……」

確かに、結愛は、子どものころから、ずっと私のおっぱいを触り続けていた。もしかしたら、私自身が触るよりも、結愛のほうが、多く触っているかもしれないと思うほど。


「桃花のおっぱいがここまで育ったのも、私の愛情のおかげだね?」

「そうなのかなあ……」

「そーだよーっ!」

結愛は、鼻息も荒く言う。

「ほらっ、愛する人から揉まれることで、おっぱいは大きくなる、って言うし!」

「で、でも、それだと、結愛のおっぱいは……」

ちらっと、友人の平らに見えそうな上着をのぞく。


「桃花に、あんまり揉んでもらえなかったせい……って、失礼なっ! こっ……! これでも、Bはあるからね! 桃花がおっきすぎるだけなのっ! なんだこの、ハリのある乳はぁ~っ!」

頬をぷくーっと赤く膨らませながら、私のおっぱいを中央に寄せ、強く持ち上げてくる。


「やっ、結愛ぁ……!」


「どんどん大きくなって……今何カップなのか白状しなさい!」

「……E……」

「E!? この前、Dになったって言ってなかった?」

「うん……」

恥ずかしくなってうつむくと、結愛は、さらに激しく私のおっぱいを揉み始めた。

「このぉ! デカ乳めぇっ! もっと揉んで、もっと大きくしてやるぅっ!」

「ひゃっ! こんなことしちゃ、だ、だめだよぉ~……」


「……しっかし」

手の動きが、不自然に止まった。胸に、指が食い込んでいる。

「……結愛?」

「むふふ……」

彼女は、息を甘く漏らしながら、熱を帯びた息でささやいた。

「こんなにおっきいおっぱいだと、どんな形になってるのか、見てみたいな~」


「ど、どんな形って、それは、その……ふ、普通だよぉ……」

「普通~……っ?」

発情したような、粘つく声……。


じーっと見つめながら、ニヤニヤと笑う友人が、私の瞳に、くっきりと映り込む。

「Eカップ以上となると、日本人の10%程度しかいないのだ! それのどこが『普通』か!」

「えっ……!? ゆ、結愛……なんで、そんなことを知ってるの……?」

「ふふふ……」

その答えは、私の上着を強引にめくり上げる形で返ってきた。


「にゃあぁっ!?」


「こんなええ乳した娘が近くにおったら、そら、おっぱいについて調べたくもなりますがな……」

「な、なんで急にそんな口調に……」

「ええい! 神妙におっぱいを見せぃ!」

「きゃー、やめてください、お代官様ーっ! ……ほぇっ?」

えへへへ、と笑っていると、一気に服を上まで脱がされた。

まさか、本当にそうされるとは思っていなかった……。真っ白なブラジャーが露出した途端、身体が硬直して、顔がボンッと赤くなってしまう。


「やあ……もう……本当に見るの?」

「うん」

愛おしげな眼差しが、私の胸の谷間に突き刺さっている。

「……本当にアレだね……こう、札束とか、はさめそうな深さだよね~」

「変な例え方をするの、やめてよ……」


熱く火照りながら、目をそらして、眉をひそめる。

「もういいでしょ……?」と言いかけた私の手を振りほどいて、結愛の欲情した手が、ぬるりと優しく、胸の谷間に入り込んできた。


「はひっ……あ、っ、やっっ、い、っ、あっ……」


「あったかぁい……すごいなぁ、桃花のおっぱい……」

もにゅもにゅと、内側からおっぱいをいじられる。

全然痛くはないけれど、体の中を触られているような、変な感じ……。

甘く痺れて、切ないような……。


「こんなに大きいとさあ、ブラジャーの締め付けとか、苦しくないの?」

私の両目には、怪しい笑みを浮かている結愛の姿が見えているはずなのに、それがぼんやりとしか認識できない。

結愛って、元からこんなエッチな顔してたかなぁ……?


「ねぇ、外しちゃおうよ、ブラジャー……」

「そ、それは……すごく恥ずかしいよ……」

甘いことばで誘惑されても、私はただ、呆然と呟いている……。

胸の谷間を友人に犯される感覚に、意識がほどけて、宙に浮いてしまっているような……。


「そう?」

結愛は、むぎゅっと、私の体に密着してから、いきなり私の股間に手を伸ばしてきた。

くすぐったさの中に隠れた気持ちよさが、お尻から背中にふんわりと上り詰めていく。

「結愛……?」

「こっちは、どうなってるのかなって思って」


ぼーっとしたまま、結愛に体を委ねていると、彼女の細い指先が、どんどん私の恥ずかしい割れ目に食い込んでくる。

「はぁっ……んんっ……」

おかしな声が出てしまう……下腹部が、きゅんと切なくて、熱くて……。

「むふふふ……」

結愛の指が、ぬるっ、と、クリトリスを刺激した。

友達の……指で……私……。


「やっ……もっ……ムリだよぉ……」

「えーっ、なんでー?」

「なんでって……」

本能からか、それともほんの少しだけ残った理性からか……。

温かな誘惑から解放された私は、結愛の綺麗でまっすぐな瞳に、慌てふためいた。


「だって、そんなの、おかしいじゃん」

「……そうかなぁ……それにしては、なんか、ちょっぴり湿ってる気がするけど」

「あっ、汗だよ……」

「そぉ?」

結愛は、むふふ、と笑った。

「…………」

眉を可愛らしく「への字」にしながら、少し困った表情で私を見つめていた結愛から、もじもじと視線を逸らす。


彼女は、一呼吸置いてから、私に同意を優しく求めるように、そっとささやいた。


「パンツがダメなら、ブラを外すのはいい?」

「えっ……えーっと……」


どちらもダメだと思うけど……。

そう答えようと思って、ちらっと、結愛の顔を見た。


うぅっ……。

なんて目で、こちらを見ているというのだ……。

この期待に満ちた友達の表情を、私は裏切れそうにない……。

それなら、いくらパンツの上からとはいえ、そんなところを触られるよりは、おっぱいのほうが、マシな気がする。


「……じゃあ、ブラジャーは、いいよ」


……わたしは、迂闊にもそう答えてしまった。

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