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エロ小説の基本的な書き方 (男性向け)


―― エロ小説の基本的な書き方 (男性向け) ――

2016年01月記載。

ハーイ。へっぽこ官能小説家の、ハカセでーす。

今回は、簡易的なエロ小説の執筆方法についてご紹介しまーす!


・官能小説で儲けてみたいと思う方はコチラ

・官能小説でアクセスアップを図りたい方はコッチ

・エロの用語不足で困った場合はコチラ


(留意! ここに記述されている内容は、どれもこれも基本的なことなので、官能小説をよく書いている人にはあまり意味が無いかもです・・・)


◇官能小説を書く

◆官能小説(エロ小説)とは?

官能小説は、基本、その場で起きていることを主人公が見て、感想を述べるものです。(体験談の場合は過去形)
テキストにエッチな用語をたくさん混ぜて、読者の妄想を働かせることで、官能化(興奮)させるようにした小説です。

シチュエーションや、エッチな内容の説明で、その時の状況を妄想させるように作り、できるだけ読者を興奮させられれば・・・エロい文章となり官能小説となります。

以下、そんなエロチックな文章を書くための手法を記載していきます。


◆自分が書きたいものを書く

小説全般に言えますが、無理して書こうとしても全然進みません。

自分がエッチしてみたいシチュエーションを想像しましょー。・・・それを文字で表現したい時っ! エッチなテキストをスラスラとかけますよ~!


◆自分が読んで興奮できるものを書く

最低限、自分のテキストを読んで自分が興奮できないとダメです。自分が興奮できないものはユーザーが見ても興奮できないダメな文章です・・・。

微妙だと思ったら素直に没にして、また興奮できるものを立案してみて下さい。


◆シチュエーション型か、プレイ型の決定

シチュエーション型は、エッチまでの過程から大変興奮させるものです。エロの理由をよく考える変態型とも言えます。
プレイ型は、エッチまでの過程を少なめにして、本番に文をいっぱい追加する型です。エロの理由をあまり考えないフェチ型とも言えます。

例えば、何らかの理由で妹が家にやってくるように頑張るのがシチュエーション型。最初から何の理由もなく妹が家にいてエッチしちゃうのがプレイ型です。

官能小説を書く際、「シチュエーション型」「プレイ型」、どちらかはっきり分けておいたほうが良いです。両方混ぜるとテキスト量が増えすぎてしまいます。

・・・どちらの型が良いか一概には言えないです。ターゲット層の考慮や、自分の好きなタイプを考えて書いてみてください。

(エッチの妄想が難しい場合の人は、「プレイ型」から初めて見ましょう!)


◆1人称か3人称か決める

官能小説は基本、1人称をオススメします。主人公に感情移入しやすくなります。(≒読者が官能化しやすくなります)

そして、視点は一度決めたら、ストーリー中、他の人の視点はあまり書かないほうがいいです。

ただ、3人称の場合が悪いわけではないです。神様視点は場所の説明や解説に強いので、場合によっては入れてみるのもいいかも。


◆オノマトペを導入するか決める

擬音のことです。「ずっちゅずっちゅ」とか「くちゅくちゅ」とか。

「入れない方」がよりエロい文章になります。文章で書くことのほうがユーザーを官能化させやすいです。(参考、官能小説の奥義)

・・・しかし、書くのが大変にもなりますし、文章量が増えて少しだけ読みにくくなります。

ライトユーザー向けならある程度入れて、そうでないなら擬音は極力使わず、言葉の表現でエッチな現象のエロさを表現しましょう。


◆骨組みを作る

小説をそのまま書いていく前に、「誰がどこでどのようにエッチして絶頂するのか」決めましょう。この時点で興奮できなかったら没です。プロットの作り直しを推奨します。

大まかなプレイ内容が決定して、それだけで興奮そうなら書いていきましょー。


◆資料集めしておく

プレイ中の写真画像があると、書くのがだいぶ簡単になります。また、そのプレイで注意すべき点や体に及ぼす影響など、先に調査しておくことで、よりリアリティ溢れるエッチな小説を書くことができます。


◆現実のエッチはあまり使用しない

「3次のエロ動画」と差別化しておくことを推奨。ただのエロの文章だとエロ動画で良いことになってしまいます。そうなると小説をあまり見てもらえないです。

「ファンタジーの魔法」「近視相姦」「禁断の恋」「SF」など、動画では表現し難いエッチで明確に差別化しましょう!

可能であれば、漫画との差別化も入れておくと、より価値が生じます。体験談にも衝突しないようにしておくと、さらに良いですね。


◆テーマを1つ以上、必ず決める

例えば「パンツ」と決めたら、パンツフェチがすごく興奮できるよう、とにかくパンツに拘ります。パンツいっぱい出します! 射精はおまけです(笑)

パンツがちらっと見える内容を入れ、パンツがどういう状態なのか説明して、パンツを見られた女性がどう反応して、パンツがエッチな行為に常に絡むようにします。

テーマがパンツなら、全部パンツでいいです。・・・もし、テーマが「わき」なら、エッチ関連は全部わきにすべきです(笑)

・・・っとこのように、テーマを決めたらそのストーリーの文章の全てがテーマに沿うようにしておくと、フェチなこだわりができてエロさが増します。


◆エッチの内容を全部決めて肉付けする

一例。

とある女性のノートを拾う → 自分の似顔絵が描かれており自分が好きなことが発覚する → ドキドキトラブル → お付き合い → エッチ → 最後のオチ

など流れを簡易的に完成させて、お互いの項目を連結させましょう。・・・その後、各所肉付け(話の内容を増すこと)を行い、ボリュームある官能小説を完成させます。


◆文章が完成したら一度必ず推敲(すいこう)する

推敲とは、文章を一度しっかり見直すという意味です。

誤字脱字の対策や、同じ言葉の使い回しによるミスの改善等、推敲はとにかく効果が高いです。エロさが足りなかったら説明や喘ぎ声の水増しもいいでしょう。

見直すと、見直す前よりかなり良い文章になれますよ!


・・・ここまですると官能小説が完成します。続いて、下記に文章の質を上げる方法を記載してきまっす。



◇官能小説を質を上げる方法

◆1つごとの話は極力短くする

文庫の場合は、お金を払っているので内容をじっくり読んでもらいやすいのですが・・・、ネットの公開の場合、原則、無料となるため、ユーザーはすぐに離脱することが多々あります。

そのせいか、長い文章はかなり嫌われやすいです。4000文字~10000文字を1つのイベントとして作るといいですよん。


◆起承転絶結の割合について

エロ小説は、基本「起承転絶結」です。「絶」・・・最後に気分よく絶頂しないと基本的に終われません(笑)

絶頂あってこそのエロ小説です。エロ本もしかり。

それで、割合なのですが・・・「承転」を60%以上にしておいたほうが良いです。「結」は最後にちょこっとどうなったかを書くだけでOK。後は自由です。

シチュエーション型は、「起承」にこだわり、プレイ型は「承転」にテキストを割いたほうが良いと思います。


◆表現が難しい物や状態は、読者の想像に任せる

物の名前がわかっている場合・・・ブルマとかは、それだけで伝わりますが、例えば、特殊な姿勢で拘束・・・とかの説明の場合、文章で伝えるのはとても大変です。

テーマに強く関わらないものは、ある程度文章を省略して、読者の想像に任せましょう。軽く官能するように説明するとグッドでーす。


◆起承転絶結の「転」を大切にする

転・・・というか、正確にはエッチ中の「承」ですが・・・、例えば、エッチなプレイ開始(承) → 正常位でセックスだけ → 絶頂(絶) ではダメです。

ローターとか拘束とか、体位の変更とか言葉責めとか・・・なんでも良いので、プレイ中に変化の生じるものを2種類以上混ぜていきましょ~。

行為の追加でも良いです。セックス中 → セックスしながらお尻を叩く → セックスしながら電マを当ててお尻を叩く。現象が追加で発生すれば飽きにくくなるので、より官能できる文章になります。


◆比喩(ひゆ)の導入

比喩とはそのものの特徴を別の表現で言い表す行為です。(直喩と隠喩もありますが、ここでは省略します)

「俺のおちんちんが、彼女の膣内に挿入された」



「俺の熱い肉棒が、彼女の淫乱な蜜壺の中を求めに行った」

官能小説はこの表現がほぼ必須になります。とにかく比喩をたっぷりつかいましょう!


◆適度に改行する

ネットの文章は横文字なので、改行にこだわった方がいいです。縦書きの文庫と違い、適度に改行しないと眼が疲れて読みにくくなります。

会話と文章は一行開けたほうが良いです。また、文章の説明も4~8行書いたらどこかで1行開けて区切ったほうが見やすくなります。

(なお、快楽機姦研究所の小説では大量に改行が入ってますが、これはスマホで読みやすくするためです)


◆女性の喘ぎ声は積極的に入れる

これはいっぱい入れたほうが良いです! 文章全体がエッチな補正入ります!

なお、私の経験では、喘ぎ声だけのものを長めに入れても読みにくい気がするので、少し短めの喘ぎ声を、エッチしている現象と交互に混ぜあわせて入れていくことをお勧めします。

そして、女性の喘ぎ声は大抵「あ」「は」「ん」「っ」「・・・」「、」「!」です。これらの文字を上手いこと組み合わせて喘ぎ声を生成します。

「あ、あっ、ああっ! はぁんっ! あ、あっ! はぁっ・・・はぁっ・・・」 とかですね。

また、「やだ」「ダメ」「いや」「無理」など純粋な否定的なワードを入れるとよりエロチックになります。

「やだっ、やだぁぁ~~っ! いやぁぁぁっ! 無理ぃぃぃっ!」

ですね。・・・母音の小文字とかもいいですよ~。


◆同じ言葉は極力使わない

官能小説は、「同じ表現」を「違う言葉」で何度も言い回す小説です。

似たような表現は全然問題無いですが、同じ言葉が被ってしまった場合は、別の言葉に置き換えていきましょう。


◆エッチな単語、エッチでプラスになる用語をとにかく大量に追加していく

(前)俺は、彼女の乳房を揉み上げる。

(後)ドキドキした俺は、涙目で瞳を逸らす彼女の大きな乳房をいやらしく揉み上げる

ドキドキ、巨乳、涙目、瞳を逸らす、大きな、いやらしく・・・等、エッチなことでプラスになる言葉をふんだんに使いましょう!


◆エッチな状況の説明は基本冷静に淡々と述べる

攻める側のキャラクターは驚くべきほど冷静です(笑)

主人公が男の場合、感情に任せると感情移入しにくくなるので、あまり余計なことを喋らず、その場で起きている現象を、ただひたすらエッチな感じで述べていくのが基本です。


◆エッチをする女性の感じている様子は、現象の確認として説明する

読書している男性は、「女性が性感を感じて、気持ちよくなる様子を認識すると幸せを感じます」。

なので、エッチの最中はひたすらこれを書きます。

・股間から淫乱な汁が垂れてくる。

・彼女の体はひくつき始める。

・甘い声が絶えず漏れだす

等など・・・。エッチをされている本人が「気持ちいい」と語ってしまってもいいですが、少し遠回しに述べたり比喩の多用をすると、読者が想像するようになります。・・・想像を働かせることは官能化させることに繋がるので、エロ小説としてはプラス効果です。


◆難しい言葉表現はあまり使わない

難しい単語、漢字、言い回し等は控えめに。文が理解できなければ官能化もできません。

句読点の位置や、1文に対する名詞、形容詞のつけすぎも注意です。推敲の時に直しましょう。


◆エッチな名称の名前はキャラクター毎にしっかり固定する

一例。

俺は彼女に男性器を挿入する。

「ああっ! おちんぽイイっ!」

挿入したおちんちんが擦れる。

・・とかの場合、「男性器」か「おちんちん」のどちらかに統一しておいたほうがいいです。


◆あらかじめエッチできる場を整える

最初にエッチしやすい条件を整えておくと、濡れシーンまでの移行が大変スムーズになります。

エッチ好きな女性、エッチをしなければならない環境、ラブラブな関係、等、あらかじめ場を整えておくと、都合よくテキストがかけて、違和感も発生しにくくなります。


次に、男性向けのこだわるべきポイントの説明。



◇男性向けで留意すべき点

◆濡れ場までにもエロの要素を

すぐにエロくしろというわけではないですが、できるかぎり早くから軽めのエッチなシーンを導入しましょう。
パンチラとか、揺れるおっぱいとかの、視覚的な情報ですね。

それを適度に混ぜ込んで、エッチシーンまでの繋ぎとします。


◆女性は最初から淫乱な存在に

多少なりとも、性に興味があるようにしておかないと、テンポが悪くなります。本質が淫乱でもOK。

エッチはしたいけど、男性とはあまり・・・ → 恥ずかしがる様子が多く出てきて、読者は官能化! です。

遅かれ早かれ、イヤンイヤンと言いながらエッチを求める女性を、男性は好みます。(最初からエロを求め過ぎるとひかれます(笑))


◆支配欲をあおりたてる

女性を自分が独占しているという表現を強く表記した方がいいです。

男性は支配欲が強く、女性が自分のものだと認識できると嬉しくなります。・・・一応、彼氏彼女の表現とかでも十分です。


◆それはやっちゃダメ―っ! という表現の記載

シチュエーション型に強く影響しますが、教師と生徒、人妻など・・・明らかにやっちゃダメ的なものがあるものが大変好まれます。

現実ではできないことを想像の世界で実現させるのがイイのです! バレちゃダメなのにバレそうな所でエッチとかもいいです。結果はどうあれ・・・倫理的にダメな状態でエッチに関することを、たっぷりといやらしーく書ければ・・・男性読者はムラムラと興奮します! 妄想の実現化ともいえますね。


◆女性の心の感情に関して

そんなに表に出さなくていいです。男性は現状の現象や認知が強く、心の揺れや繊細な描画は読み取りにくいので、基本は控えめでOK。主人公の思うことはちょろっと表記しても問題なし。


◆愛撫でに関して

コチラもわりと省略気味で構わないです。ただ、自分がした行為で彼女にどのような変化が見られたのかは、「現象」としてしっかり記載していきます。


◆本番前に関して

一旦落ちて付いて、主人公の心境を書きましょう。この際、主人公は喜ぶようにしておくと、読者の共感を得られやすいです。
主人公はドキドキと興奮しながら、エッチになった彼女の様子をしっかりと心の中で述べていきます。

また、普段はエッチが嫌がる女性なのに、この状態に状態になると「来て・・・」とか「して欲しい」とか変化すると、ムハーッ! です。


◆セックス中に関して

すごくこだわりましょう。そして、出来る限り文全体の割合をここに注ぎ込みます。本番を一番大切に!

彼女の乱れる様子を比喩などを用いて、執拗に書いていきます。とってもエロエロにします! 喘ぎ声大量です!


◆絶頂させたら一気にすっ飛ばして、「結」に向かう

男性は射精したらエッチ終了です。何で俺こんなにエロかったのと思うぐらいに性欲が全部消し去ります。主人公も同様です。
・・・なので、それ以降のシーンはあまり書く必要がないです。

後はさらっと後日談とか入れて、話をぴしっとまとめ上げれば、男性向けの官能小説の出来上がり~!


最後に、エロ小説を書く際の留意点です。



◇官能小説を書くときに関して

◆執筆する際、側に甘い食べ物を待機させておく

文章書くと、結構脳内を働かせます。働かせると糖分が消費されていきます。

栄養補給が出来る状態にしておいたほうが良いです。


◆書き終えるまでオナニー禁止

大抵の男性は射精したら脳内のエロ成分が0%になってしまい、数時間~1日、官能小説が書けなくなります。
妄想を働かせて興奮しすぎてしまうことなどもありますが、1ストーリー完成するまで射精ダメっ、絶対! です。


◆アイティアが浮かばない場合

一旦のんびりと休憩した後、自分の好きなジャンルの動画か画像を見に行きましょう。すぐにエロいアイディアが浮かびます。

また、アイディアがある時でもエロいコンテンツを積極的に蓄えて保存しておきましょう。アイディア不足の対策になれます。


◆官能小説を作ってもエロい文章になれない場合

ノクターンノベルズ等、エロ小説サイトのランキングの上位のものをいっぱい読んでいきましょう。

人気なものほど、エッチな文章やシチュエーションを作れていることが多いです。エロいとはどういうものなのか!? の考察の元、自分の書く文章を作成していけば、以前よりエロい文章が作れるはずです。

これを繰り返し行うことで、文章はよりエロく、官能できるものになっていきます!



以上です。ちょっと書きすぎたかも(笑)

私は素人のため、そこまで参考にならないかもしれませんが、お役に立てれば嬉しいです。

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