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くすぐり耐性完全剥奪! 1


―― くすぐり耐性完全剥奪! 1 ――

前回。

拘束強制くすぐり攻撃を受けた萌子は、へにょへにょになって倒れてしまったが・・・代わりに、桜という新たな獲物が出現していた。



「うわっ!? ーーーいっ、いつのまにっ!?」

私は驚いて、メイドの茜さんから少しだけ距離をとる。

「ちょ~どよかったわ~、桜ちゃぁ~ん。・・・ちょっとお姉さんたちとー、イ・イ・コ・ト・・・していかない?」

「露骨すぎますー。茜さんー」

「そーかなー? 瑠璃さんだったらどーするー?」

「えーっとー、私だったらですねー・・・」

なんかよくわからない会話を始める茜さんと瑠璃さん。・・・私は部屋の様子をうかがう。

・・・すると、色香をバラマく目隠しされた下着姿の萌子が、びくびくしながらマッサージ台の上に転がっていた。


「こ、これは・・・っ」

「・・・もえちゃんとー、楽しいことした後ですよー」

茜さんと違い、瑠璃さんは優しく私に語りかけてくれる。

「あー、うん。・・・また、いつものように・・・萌子とエッチしていたんですかね・・・」

「・・・・・。うん、そうそうっ! ねっ、瑠璃さん」

「はいー。ですがー、今日のもえちゃんはお疲れだったのでーあまり楽しめなかったんですー。・・・だからー、さくちゃんもー、私たちと遊んでいきませんかー?」

首を少し傾けながら、笑顔で誘ってくれる瑠璃さん。


「えっと、そ、それなら・・・じゃあ・・・、す、少しだけ・・・」

萌子だけ気持ちよくなって、ずるいなぁ~・・・っという軽い嫉妬を抱いていた私は、瑠璃さんの優しげな態度と、その場の勢いに流されてしまった。



「あ、あの・・・エッチ・・・するんですよね・・・」

「そうよー」

「では、何で私は、背を上に向けたままマッサージ台に寝かされて、目隠しと拘束をされているのでしょうか・・・?」

「桜ちゃんにはー、ちょっと変わったプレイをするからよ~」

さわり、さわり、わさわさわさわさ~っ。


「ぷっ・・・くっ・・・くっ・・・。く、くすぐりプレイですかぁ~」

下着の状態で寝かされた私。・・・前方に手を伸ばしたまま手かせに拘束されているため、わきが開きっぱなしで・・・、そこを茜さんに、ゆっくりとくすぐられている。

・・・わきに手がこすれると、結構くすぐったい。


「ん、んふふっ・・・く、く・・・っ」

「・・・あら、桜ちゃんはくすぐりにかなり耐性あるのね。・・・困ったわねぇ」

「んっ? えっ? こ、困った?」

「ああ、うん。こっちの話よ」

・・・その時、私はハッと気がつく。・・・何で萌子があんなにけいれんして、とってもエッチな状態になっていたのかに・・・。

た、確か・・・、萌子はくすぐりにすごく弱かったような覚えが・・・。今、私がされていることと同じようなことをされたのかもしれない。

いっぱいくすぐられていたーーーのかなぁ?


ーーかぼっ。

「ーーーーふぉっ!!?」

急に、口と鼻を埋める感じで・・・、肌触りの良い、内側がもっちりした器具を取り付けられる。・・・目が見えない状態なので、ドキドキする気持ちが強くなる。

「あ、ああ、あのー。・・・これは?」

「ちょっと変わったタイプの媚薬を吸い込ませる器具よ~。これを装着したまま呼吸すると、お肌が敏感になって気持ちよくなれるのよー」

「そーですかー・・・」

くすぐりプレイから、何らかの媚薬エッチに変更するのかなー?

・・・拘束と目隠しをされていると、何をされるかわからない感じが、不安と興奮をあおる。・・・こ、このまま愛なでされてほしいかな、と思ってみたり・・・っ。


べちょ。ぬ~りぬ~りっ。

「あっ・・・」

なーんか予想とちょっと違うことをされる。4つの手が私の体の様々な位置に触れて、よくわからないオイルを体に塗られていく。

ぬらぬら、すべすべ。

「あ、あんっ・・・こ、今度はいったい何を・・・」

「さくちゃんー。これはお肌がリラックスできるお薬なのですー。これからエッチをする時にー、気持ちよくなれるんですよー」

「マッサージオイル・・・ですかね?」

「そんな感じのものですー」

ぬりぬりぬりぬり。

・・・体中にオイル? を塗られていく。

なんだかちょっとイイ気分~。お肌がやんわりしてきて、少しだけ嬉しい・・・えへへっ・・・。


「効果が出るまで10分ほどかかりますのでー、しばらくお待ちくださいー」

「は、はい・・・」

暗闇の中、媚薬ガスを投入できる器具を装着した私は、薬の効果が出るまでのんびりと待たされる・・・。



10分後。

「はぁーー・・・はぁーー・・・」

あああ、あれぇえぇ~~~?

なんだかすっごく気持ち良い~。お肌がマッサージ台にこすれるだけで、感じちゃうよぉおぉ~・・・。

肌を摩擦する感覚がじんわり・・・体がぽかぽかしている。・・・いいなぁ~、これぇ~・・・。


「お待たせ~、桜ちゃんっ!」

がぽっ。

・・・媚薬マスクが外される・・・が、目隠しと拘束は解除されない。

「それじゃー、改めて、エッチなプレイをしてあげる~」

こちょこちょこちょこちょぉ~。

「うぅるぅぶぅぅっっーーーーーっっ!?! ぐ、お、あ、あ、あ~~~っっ!!?」

っっ!! っっ?! ~~~っっ!!?

再びわきをくすぐられたとき、凄まじい衝撃が頭の中を駆け抜けて、一瞬、わけがわからなくなる。

まるで、脳内の抵抗できる力を全て剥奪されてしまったような感覚・・・。


さわさわさわさわさわっ!

「う”あっ! う”あぁっっ!! ぷあっっははははははははっっっ!!! 何これっっ!! なにこれぇええぇっっへっへはっへふっっふふふっっふへひっっ!!」

あまりのくすぐったさで、意識がおかしくなる。

さわりさわり、もしょもしょもしょもしょ。

「なにがっ!? い、いっひゃいっ!? なに、なにっ!? いひっいひっっ、いひひひひっっ!! あ、あか、ひ・・・ひひっっ!! あ・・・あはははははははっっ!! あーーはっはっはっはっはっはっは~~~~っっ!!」

無茶苦茶笑ってしまう。くすぐりには結構強いと思っていたのに・・・オイルを塗られて、媚薬を吸わされた後・・・、私は、萌子と同じかそれ以上に、くすぐりに弱くなってしまっていた。


「あはっ、あはっ、あははっっ、あ”ぁぁ~~はぁぁ~~~っっ!!!」

やめひぇっっ!! やめひぇぇええぇ~~っ!! ここ、こ、こんなことしゃれたら・・・、あは、あは、・・・わ、わたひ、わたひ、だぁあぁぁあっはっっはっはっはははははっはぁっ、へん、へんにひゃるうぅうぅひひっっひっひっひっひっ!!

信じられないほどの苦しさが私を襲う。マズイってわかっているのだが、脳の抑制が全く効かない。強制爆笑されるぅぅ~~~っっ!!!

・・・わきの激しすぎるくすぐったい感覚が、いっさい阻害されることなく脳裏に全て伝わる。頭が変になる。笑いが止まらない。つらい、つらい、楽しい、おあへひぃいぃ~~~っっ!?


こっしょりこっしぃより、こ~しょこしょ~。

「あ”はははははっっ!! や”~め”~てぇえええ”~っっ!!! わたひ、ふりっ、ふぅりっ!! あ”っ、あ”っ、もうにゃめっっ!! くるっひゃふっ~~~」

すっごく笑ってイヤでも笑って、泣きながら笑って、くるしくなって笑ってしまう。

わ、わきのくすぐりって、こんなにもすごかったんだぁあぁ~~~っ!!


一旦、手が引いて・・・くすぐり地獄から解放される。

「ああぁあぁぁああ・・・」

私は完全におかしくなってしまっている。目隠し状態の中、目の焦点が定まらず、口がゆるんで、舌を出しながら必死に呼吸を続ける。

お肌が小刻みに震え上がり、くすぐりの余韻が体をさらに追いつめる。

「あぁ・・・あぁぁあぁ・・・」

これ以上なんかされたら・・・私・・・絶対おかしくなっちゃうっ・・・!


・・・そう思っていたとき・・・わきと足の裏に、茜さんと瑠璃さんの手が接触して・・・優しく、激しく・・・私の敏感になってしまったお肌の弱点部分を、すごくいじめてくる・・・。

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