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Duga

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絶対に負けないんだからぁぁ! 1


―― 絶対に負けないんだからぁぁ! 1 ――

「バカバカバカ! 飛鳥のバカァァァ!」

「なにをーーーっ!! バカという奴の方がバカなのだ、バーカバーカ!」

桜と飛鳥は、私の部屋でお互いを睨みながら、罵倒を続けている。

・・・最近気がついた。こいつら犬と猿だ。この組み合わせだけ極端に悪い。

ちょっとしたきっかけから、こうも簡単に、悪い方向へ発展してしまうとは・・・

飛鳥は最近になって私の部屋に遊びに来るようになってから、たまに私の部屋に滞在している桜と出会うようになった。すると、大抵、現在のような言い争いに発展するっぽい。


うーん。このまま放置するとまた私に矛先が飛んできそうなので、この美しくも罪深い私が2人を軽く納めてやるとするか・・・。

「まぁまぁ、2人とも落ちきなって。ほら、喧嘩するほど仲が良いって言うじゃない・・・?」

「「よくなーいっ!!」」

同時に2人の声が重なって聞こえる。耳がビリビリするぅ~。

「ほら、萌子ちゃんが困ってるでしょ! いい歳して感情に任せて文句を言わないの!」

茜さんが間に割り込んで、2人を止める。流石茜さん! かっこいい~っ!

「やるなら、正式な勝負で決めなさい!」


・・・・・・えっ?




快楽機姦研究所、3F。キャットファイトレスリング場

レスリング場とはいうけど、実際には台座だけで他は特に何もない場所で、私は観客席に1人座っている。

台座には、体幹だけをすべて多い尽くすようなスーツを着用した2人が立っている。桜は薄ピンク色のスーツ、飛鳥は白色のスーツだ。

それぞれ、股間にピンク色の丸い器具がついている。あれ、なんだろ?


茜さんはそこから少し離れたところで2人に話している。

「2人とも、本当にいいのね?」

「はい! 飛鳥はここで一度しっかりと懲らしめておかないとダメなんです!」

「桜こそ、萌子の前で侮辱しておかないと、また雑草のように生えてくるので・・・」

「・・・わかったわ。覚悟も確認したことだし、ルールを説明するわね

まず、これから行われることは、ちょっと特殊なキャットファイトレスリングよ。といっても、そんな難しいことはなくて、「相手を絶頂させれば勝ち」、というシンプルなものね。

それぞれの股間についているものは、タッチセンサー式の強力なバイブになっていてね、相手の股間を何らかの手段で接触させると、一定期間バイブが強烈に振動するようになっているわ。

・・・だけど、今のままだと絶頂にはほど遠いから、これを食べてね」

茜さんはメイド服のポケットからキャンディーを取り出すと、2人にそれを渡す。


「媚薬キャンディーよ。効果は即時性で30分ぐらい続くタイプ」

「び、媚薬ですか!?」

桜が少しあわてながら茜さんに聞く。

「そうよー。ちょっと軽い気持ちになるけれど、通常では特に影響はないわ。ただ、股間の感じ方がかなり強くなって、バイブの振動を受けると大変なことになっちゃうかもねぇ」

「そそ、それは・・・」

「なんだ、怖じ気ずいたのか?」

「そ、そんなわけないもんっ!」

飛鳥は気にせずキャンディーをぽいっと口の中に入れる。

桜も負けまいと、後から追ってキャンディーを食べる。


「準備完了かな。レスリングの範疇なら特に問題ないけれど、目つぶしとかそういう反則技はダメだから注意してね」

「はいっ!」

お互いの同意をきてから、茜さんはどこからかビデオカメラを取り出し、それを見せつける。

「2人の健闘の様子は、私がしっかりと保存しているからね~。・・・もしかしたら、バイブで悶えちゃう姿も保存されちゃうかもしれないから、覚悟してねー」

そう言いながら、一歩後ろに下がる。


「桜、今謝れば、バイブでよがって変態な姿を露呈しないで済むぞ?」

「へんっ! 飛鳥こそ、怖かったら今のうちに、私に土下座することだね!」

「引く気はないんだな?」

「もちろんっ!」

お互いがお互いに攻撃できる姿勢をとる。

「・・・それじゃあ、試合開始!」


茜さんのかけ声が広場に響く。そうして、桜と飛鳥の、エッチなキャットファイとレスリングが始まった・・・。




私はこの試合がどうなるか、戦う前から知っていた。

それを知っていながらも、そのことについて何も言わないのはちょっと悪いかなーと思いつつもこの、キャットファイトレスリングというものを見てみたいという興味の方が強く、2人の試合を止めようとはしなかった。

きっと私も茜色に染っているのかもしれない・・・。こうして私は、正義のヒーロー萌子から、悪のダーク萌子になっちゃったんだな。うん。

そう考えながら、2人が動く様子を眺める。


飛鳥はゆらりと動きながら、その身を下に寄せる。

桜はそれを見て、おやっと驚く。

---刹那。

ひゅんと素早い動きで桜に襲いかかる。

「うおぉっ!」

驚いてそれに対応する桜。しかし遅すぎた。

あっと言う間に桜の手は後ろに回されて、関節を押さえ込まれ、びたーんと地面に叩きつけられる。

「あだだだだだだっっ!!」

桜は腕を押さえられたまま地面に押さえられる。飛鳥は桜の上に乗る。


ーーそう、飛鳥の運動神経はすごいのだ。まるでどこかの特殊部隊にいるかのような身のこなし。私も前に一度それを受けて、お尻を大変なことにされた記憶がある。・・・まぁその記憶は置いといて、素人の桜がこういう勝負で、飛鳥に勝てるわけがなかったのだ。


「さぁ、そのまま萌子の前でアクメ顔をさらすことだな」

カチッ。飛鳥は、うつ伏せにされている桜の、お股に取り付けられた器具のスイッチを入れる。

ヴィィィィィィン!!

電マに似たような効果音が鳴り始め、桜のお股が勢いよく、振動を開始する。

「いや”ーーーーーーーっっ!!」

桜は顔を赤くしてもがき始める。


「おっと」

暴れ回る桜を押さえつけるため、飛鳥は腕をつかみながら桜の上にお尻をぶつけるようにしてのしかかる。

ヴヴヴヴヴヴ・・・

「あああああああっっ・・・」

「ふふっ、このバイブは強烈だろう? 桜。・・・媚薬キャンディで感度が上げられちゃ状態からの、陰核と膣内激しい振動は、頭を真っ白に塗り変えるぐらいに快感であろうに」

「いひゃぁ! いいあ~~~っ!! いぃぃぃぃぃっっ!! あ”ーーーーーっっ!!」

桜は顔を上に上げて体を大きくふるわせる。結構スケベな状態だ・・・。


じーーーーっ!

茜さんはそんな状態の桜の顔の前にきて、ビデオカメラで桜の顔を映し続ける。・・・鬼め。

「ほら~、桜ちゃーん。悶えてないで、ここから踏ん張って体勢を立て直さないと、このビデオカメラに桜ちゃんの波乱な態度が、全部映っちゃうわよ~」

「ひぃぃぃぃっっ!! いやーーーーっっ!!」

ぎっぎっぎっ。

いやー・・・、あんなに関節押さえられたら、どうしようもないですわー。逆転の余地なんて最初からないだろ・・・。


カチっ!

ヴィヴィヴィヴィヴィ~~~っっ!!

飛鳥が再度桜のおまたをタッチする。バイブは継続して動作を続ける。苦しそうな状態の桜なんか気にせず、バイブの振動音は鳴り続ける。桜のアソコを徹底して震わせている。

「あ”ーっ! あ”ーっ! あ”あ”あ”ぁぁぁぁぁあ”ぁ」

桜は笑顔になって口から涎をちょろっともらし、首を左右に振り続ける。


ヴヴヴヴヴ・・・!!

「だめーーーっっ!! だめぇーーーっっ!!」

あー。あの表情。相当気持ちよさそうだなぁ~。なんだかそんないやらしい桜を見ていると自分のおまたまで濡れてきてしまう・・・。


桜はお股とお腹を、激しくひくひくさせて、耐え続ける。とにかくバイブの振動からくる自身への快感を耐え続ける。

「やだっ! 負けたくない!! 飛鳥なんかに、負けたくなぁぁぃぃぃっ!!」

気合いだけは一人前だ。しかし状況を解決できない限りどうしようもないぞ、桜・・・。


「桜。「私は淫乱で変態な女性なのに、飛鳥に余計なことを申し出てすいませんでした」と泣いて詫びるなら、今の状態から解放してもいいのだぞ?」

「うっぐっぐっぅぅぅっ! うううぅぅ~~っっ!!」

「・・・謝るか?」

飛鳥はうっすらと笑い、桜のお股を再度タッチしてバイブの動作を続けさせながら、そう耳元でささやく。

「そんなこと、決して言うもんかぁぁぁぁ!!」

桜は精一杯の力を振り絞り、背中を曲げる。

しかし、飛鳥の拘束する力より、桜のお股で振動し続けるバイブの方に邪魔されて、そのまま体をびくびくさせながら、べたっと倒れる。


ヴィィィヴィヴィヴィ!! ヴィ~~~ッ!!

「あ”うぅっぅぅっっ!! ひぃぃぃぃっっ!! あ”っ・・・ぐっ・・・わ”たしはぁぁっ、バイブなんかじゃあああっっ! イかないんだもんんぅぅぅぅっ!!」

私は頬を少し赤く染めて、そんなエッチな状態でばたばた問う語気続ける友人を見続けていた。

そして私の隣では、すごーくうれしそうな笑顔で桜の顔をビデオカメラに撮り続ける悪魔なメイドの姿もあった・・・。
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