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鼻攻め器具でくーらくら 1


―― 鼻攻め器具でくーらくら 1 ――

「萌子ちゃん、今日の夜、相談があるんだけど・・・」

夕食中に、大根のお味噌汁をすする茜さんにそういわれたので、夜は茜さんと相談することにした。

もっとも、夜は実験か、調教か、茜さんのエッチでほとんど埋まっているのだが・・・。


それで、自分の部屋に戻る。茜さんも一緒について来て、私は相談に乗る。

「それでね、相談というのは、これを取り付けてほしいのよ」

デンッと、顔につける器具のようなものを取り出す。
やっぱりばれていなかった。よかった。

だが、それを見せられて私は察する。これは相談ではぬぁい。私を調教するだけだろ。言葉を間違えている。

私は器具を眺めてみる。

その器具は、かなり変な形をかたどっており、体のどこかに付けるようには思えない。

・・・顔だ。鼻だ!

多分おそらくメイビー、これは鼻につけて拘束する器具だ!


茜さんは器具の説明を行う。

「これは、機姦名「ペニスメール」っていうのよ。その名の通り、鼻に固定して、対象者にずっとおちんちんの臭いを吸わせ続ける器具」


私はこれをみてすごく嫌そうな顔を茜さんに見せる。

茜さんはスルーする。

「これねー、最近になって新型が開発されたせいで、萌子ちゃんの実験のスケジュールに入れることができなかったのよー。でも、私としてはどーしても、萌子ちゃんにこれも体験してほしいなっておもってね」

ああ、それで 相談 というわけか。今になって納得する。


「それで・・・付けてくれない・・・かしら?」

だが、私は、首をぶるんぶるん横に振る。
あたりまえだ。そんなものつけたくない。おちんちんの臭いって臭いんでしょ! いやだよ!


「お願い、ね」

茜さんは笑顔で、私に頼み込む。いや、でもいくら何でも鼻は嫌だなぁ・・・。それに、ここ性感帯じゃないでしょ・・・。

「い、・・・いやです」

今度は、勇気を振り絞って、はっきりと、言葉で、拒否をする。


それを聞いた茜さんは、ボイスレコーダーを取り出す。ピッと再生ボタンを押す。

そこから声が聞こえる。

「私ぃ、萌子はとってもエッチな子ですぅ! ・・・調教してくださいぃぃ!!」

再生終了。


「お願い、ね」

茜さんはもう一度、同じ笑顔で私に頼み込む。

私の顔は青くなってしまっている。

お、おかしいな、同じ顔なはずなのに、なぜかさっきと見え方が違う。茜さんの後ろに、悪魔が取り付いているようにしか見えない。

私は汗がだらだらだ。あのボイスの使い道は私でも用意に予想がつく。


「そのボイスを、消去してくれるなら・・・受けます」

これしか選択肢がない。ゲーム中の選択肢が両方とも、はいとしか書かれていなかった。そんな感じの気分だ。


茜さんはニヤリとした顔になる。さっとボイスレコーダーを懐にしまう。私に盗られないようにする為なのだろうか? ちくしょー!

「交渉成立ね。安心なさいな。私は約束をきっちり守るわよー。ただし、萌子ちゃんも今日のテストは最後まできっちり受けてもらうけどね」

交渉じゃねぇ! それはただの脅しだぁあぁぁ!!


そんなわけで、やっぱり私は鼻の調教を受けることになってしまった・・・。




茜さんは、さっそうと準備を行っている。

まずは、鼻の中を綺麗にしてぬるぬるにするらしい。

謎の2本連結注射機のようなものを取り出す。

注射機は直接刺すタイプではなさそうだ。穴の中に何かを注入するタイプと判断できる。穴とは、私の鼻の穴のことだが・・・。





「さぁー。いれるわよー」

茜さんはいつにも増して張り切っている。
もうどうにでもしてください。ううっ。


ずぼ、私の鼻の入り口が、柔らかいもので詰まる。
もう呼吸は鼻からできないので、口に切り替える。

にゅーるにゅーる。

鼻の奥まで器具が挿入される。うう、ヌメヌメして気持ち悪い。

「膨らませるから、ちょーっと我慢ね」

いやーーー! にゅるにゅるが鼻の穴の中で拡大してるぅーーー! へん。これ変だよぉ・・・!





だが、鼻をいじられてもくしゃみが出ない。あれは、発生するにあたって、なんか条件があるのかもしれない。体の反射みたいなこともあるし。


「抜くわよー」

え? おま、ちょ、太いまんまぬいチャラめーーーっ!

じゅぽん。


ふぇあぁえぁぁえぁあ!!

意味不明な感覚に教われ、意味不明な対応を私は行う。


「いい感じみたいね」

茜さんは、ふふふふふと笑いながら、ダブル注射機をテーブルにおいて、今度は本番のペニスメールという名の器具を私の顔に近づける。

私はというと、さっきの意味不明な感触が抜けず、放心している。そして、隙があるということは・・・


ずんぼり。

にぎゃーーーーっ!!

私にペニスメールの鼻の装着部分が取り付けられる。

意味不明の気分なところに意味不明の気分が上乗せされて、さらに意味不明になる。意識が戻ってこれにゃい。


茜さんはいつも通り、手際よく、私の顔に器具のパーツを取り付けていき、私は、ペニスメールにがっちがちに固定されてしまう・・・。

「はい、装着完了!」

茜さんは、手鏡を渡す。

私の顔にとんでもない器具が取り付けられている。





やっとこそ、意味不明な状態から戻ってこれたのに、これはあんまりだよぉっ・・・。


「あ、ついでにオムツも取り付けさせてもらうわよ」





? オムツも取り付けられる。


「それじゃ、早速、スタートね」

茜さんはタブレットでボタンを押す。

すると、ふわーっ。鼻の中に変なものが紛れ込んでくる。


うわ、なんだか気持ちいいわるい。

「な、なんか、イカ臭いものと、おいしそうなものが入り交じって、とても変な気分になるのですが・・・、まさか・・・これが・・・」

予想が正しければ・・・

「おちんちんのにおいと、脳が快楽を覚えるにおいの合成」

ぎゃーーー!! やっぱりーーーー!

「私はこの臭いをかぎ続けるとどうなってしまうのです・・・!?」

私はさらに聞く。

「おちんちんが大好きになる!」

きっぱりと茜さんは言う。


ひょぇーーーー!


「3時間吸うだけでおちんちんの臭いをしっかり覚えちゃうなんて、すごい機姦よねー」

いや、そこほめると子じゃないだろ。なんだよ! この変態機姦はーーーっ! ていうか、これ3時間も取り付けるんかい!

「正しくは、おちんちんの臭いをかぐと、勝手に発情する、かしら?」

正しくなくてもいいからはずしてー! やだー! 私ちんちん大好きなっちゃうのやだー! それじゃ、少しだけ痴女じゃないかーーー!


「どーせ後の実験でこーゆうに近いのがあるし、ちょっとだけ早くたって問題ないわよ」

そう言う問題じゃないんですぅーーー!! あ、そう言う問題かも。


なんかこう色々激しくつっこんではいるのだが、付けていてわかったことがある。

・・・この器具別になんにもない。

ただ臭うだけだ。


「やっと落ち着いた? 落ち着かせる成分も混ぜてるのよ」

「は・・・はい」

さっきの激しい興奮がどこか消え去ってしまった。

あれー? さっきは何だったのだろー・・・。


「えーと、とりあえず、私はどーすればいいんですか?」

3時間とさっき言われてしまったが、これ以外に特に取り付けるものもなさそうだし、やることがない。


「そのままでいーわよ。本を読むとかね。
ペニスメールは、3時間吸い続けるだけで効果があるからね」

「は、はぁ」

なんか一気にテンションが下がってしまった。そして、私は言われたとおりに、てきとーにソファーで、まじめな本を読むことにした。



すーーーはーーー。すーーーはーーー。

臭いは私の鼻に流れ続ける。
嫌々ながらも、私はそれを吸ってしまう。固定されてるから、はずすことはできない。


「あのー、茜さん?」

「なーに、萌子ちゃん」

「確か臭いって、ずーーっと吸っていると感じなくなってくるんじゃなかったんでしたっけ? 今の臭い、全然消えないんですけど・・・」

「そりゃそうよー。途中で別のものに変えたり、臭いの度合いを強くしているからね。3時間ずっと香りを楽しんでね」

調教器具だけあって、そう言うところも対策済みなんですね。ふぁーっっく!

使いなれない悪口を使ってみる。もっとも心の中で、だが。


こうやって、人は精神も犯されていくのですね・・・。ああ、ピュアな私も、茜さんの闇で汚れていくんだ・・・。

茜さんの方をちらっとみる。

別のソファーで、どこからかもってきたおせんべいをボリボリと食べながら、テレビを見ている。私の中のメイドの法則が乱れてる。

ひ、人を調教している最中に、こんなことをしているなんて・・・。むきーっ。

あ、でも調教師も暇な間は、ゲームしてたりするのかなぁ? 調教部屋の隣で、FPSのネット対戦で熱くなっている姿とかあったりしたら、それはもうシュールだわ。それでも、ここにいるメイドほどではないが。

茜さんがなーにという顔で? おせんべいを口にくわえながらこっちをっみる。全然調教している側の人の態度とは思えない。が、なんか余計なことを言うと、器具が増やされそうな気がするので、なんでもないです。と返す。


ゆ、ゆっくり本を読み続けるか・・・。
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